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2007年5月23日 (水)

ニセ科学

1月16日に今日は納豆がありましたのエントリーを書いて以来、何度か関西テレビの納豆事件のねつ造問題を書いてきました。昨日の22日には日経 5月22日 関西テレビ千草前社長、取締役退任へ・役員留任に批判強くで、千草宗一郎取締役(元社長)と他取締役2名が6月下旬の株主総会で退任することが伝えられました。この記事には、関西テレビは約20名の取締役と書いてあり、この会社のガバナンスには不適切なほど多かったのだと思ってしまいました。

一方、放送倫理・番組向上機構(ホームページはここ)が、虚偽放送と疑われる事案が発生した場合に、放送倫理上の問題の有無を審理する「放送倫理検証委員会」を設立しました。設立についての案内はここにありますが、本日23日に第1回会合が開かれたと思います。

ねつ造、ニセ科学、虚偽放送・報道といった関連を書いてみます。

1) ニセ科学

朝日新聞が大阪大教授 菊池誠氏による「ニセ科学について紙上特別講義」を掲載していましたので紹介します。

朝日 5月7日 ニセ科学:1(菊池教授)
朝日 5月7日 ニセ科学:2(菊池教授)
朝日 5月7日 ニセ科学:3(菊池教授)

こちらは菊池教授がNHKの視点・論点で話をされていますが、YouTubeにどなたかが、投稿されたのでしょうか。

「水からの伝言」というのを聞かれたことがありますか?「『ありがとう』などの『よい言葉』を見せた水は、こおらせたとき美しい結晶をつくるが、『ばかやろう』などの『わるい言葉』を見せた水は、こおらせても結晶をつくれない」という「お話」で、教科書にのったわけではありませんが、小学校の道徳や総合学習の授業で、教材として使われたことが一部であるそうです。「水からの伝言」を信じないでください」という田崎晴明氏のサイトのホームページがここにあります。

納豆の捏造の例で言えば、簡単に痩せられる食材があればと願望していた人が、何となくもっともらしい話を聞いたら、それを信じ込みたくなる。そんな人の弱みのような部分に入り込んでくるのだと思います。

2) 政治におけるニセ科学

ニセ科学にはゲルマニウム、マイナスイオン・・・多くあるようです。イラク攻撃を開始するに当たり、米ブッシュ大統領他の人々は言いました。「イラクに大量破壊兵器が存在する確証がある。」しかし、その証拠を示さなかったのだから、信じようがないのですが、日本の政治家で米国が言っているから真実だと述べた人がいたと思いました。結果は、大量破壊兵器などなかったというのが、世界の認識のはずです。

ヒットラーはドイツ人の優位性を述べて、そして一方でドイツ人に危機感をあおった。ニセ科学の構造と一脈を通じていると思います。

日本は、どうでしょうか?今の日本に直ちに戦争に駆り立てるような話はないでしょうが、ユダヤ脅威論、中国反日教育なんて聞いただけで、「そんなことがあったら大変だね」と思わせて真実であるかのような話がやはり存在すると思いますし、もっと身近なところでもあると思うのです。

真実の目を持つことの大切さを感じます。

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