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2007年9月27日 (木)

モック株主総会決議成立

9月15日のエントリー株式会社モックをめぐる推理でモックのことを書きましたが、モックの株主総会は、昨日開催され7議案すべて承認されたと日経で報じられました。

日経 9月27日 モック、株式併合を決議

16時30分頃、モックはWeb上でも株主総会の決議事項について、全て承認可決されたことを発表しました。ここにあります。

「10株を1株への株式併合」も「400,000株の新株予約権発行」も可決されました。この結果、現在モック株の株価は4,100円(15時現在)ですから、この株価で株式を購入するとすれば、株式併合後は1株が41,000円の原価となります。

一方で、新株予約権により発行される400,000株に対して香港のMaxi Point Investment Limitedによる払込金額は新株予約権の4百万円と株式払込の60億円ですから、1株あたりの原価は15,010円です。従い、新株を36.6%の金額で有利発行することとなります。

当然長期に保有されておられる相当以前にモック株を取得された方の原価はずっと高いのであり、最高株価としては1株10万円を超えていた時もありました。モックが発表を行った9月7日の株価終値は8,680円でしたから、この時点をベースにするのが、合理的としてもMaxi Point Investment Limitedに対しては、17.3%相当の金額で同じものを発行することでした。

そこで私の疑問は、会社法247条2号あるいは会社法210条2号により有利発行の差し止めが可能であるかです。実は、株式併合や定款変更は2/3以上の特別決議ですから、第3号議案の有利発行についても2/3以上の賛成で成立したと思います。ブルドックソースvsスティールの場合、一審は2/3以上の賛成を重くおいて判断したと理解します。但し、対価はステールのTOB価格と同一値を付けたので、36.6%や17.3%なんて金額ではありませんでした。2/3以上が賛成しているから、36.6%や17.3%でもよいではないかとの判断になるのでしょうか?(差し止め請求はあるのでしょうか?)

もう一つは、会社法831条1項3号であります。これについては、資本金1香港ドル(13円)のMaxi Point Investment Limitedの実像・実態が分からない以上は何も言えないのですが、もしかして2/3の賛成側に回られた株主の方は、何かご存じなのでしょうか?あるいは、どうなるか分かりませんが、今後まだニュースが出てくるのでしょうか?

9月15日にエントリーを書いた時は、表面に出てきている株主は33%強でした。従い、株主総会で否決される可能性もあるのではと思っていました。しかし、実態は、表面には出てきていないが、このことを仕組んだ誰かがいたと言うことなのかなとも思ってしまいます。

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