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2008年3月30日 (日)

米Pension Benefit Guaranty Corporation

Wall Street Journalの次の3月26日の記事です。

Uncle Sam Stocks Up

私のつたない英語力では、「Uncle Sam Stocks Up」の意味は、「親方日の丸」と理解してしまうのですが。

記事のPension Benefit Guaranty Corporation(PBGC)のホームページはここにあり、Wikipedia(英語)はここにあります。PBGCとは、米国労働者の年金に関する企業であり、支払われた年金保険料を運用し、支払いを行っており日本の社会保険庁に近いと理解します。

記事で言っている問題点は、2つあり、1つめは累積赤字が140億ドル(1兆4千億円)に上っていることから、株式での資産運用を増やし、リターンを多くするようにする方針としたことです。サブプライム不況の米国で株式投資を増やす(インド株式やアジア株式を買うより米国株式の方を多く買うと思うのものですから)のですから、すごい度胸です。不動産やプライベート・イキティーにも投資するともありますが、どちらにしろハイリスクです。

2つめは、United Airlinesのような倒産企業(正確には日本の会社更生法に相当する連邦法Chapter 11なので、更生会社)の年金保険料問題。保険料の未払いがあった場合でも、未払い保険料が更生債権となり回収できなくなる。(United AirlinesのPBGCに対する未払債務は66億ドル(6600億円)であった。)この事態が他の企業であり、増加している。いよいよ、PBGCの赤字が増える。

PGCBは、制度的には政府の金(税金)をつぎ込まないで、集めた保険料とその運用で支払い年金や保険金と経費をまかなうこととなっているが、最終的には、連邦制が支援せざるを得なくなる。最終的には税金に跳ね返る。

というような内容ですが、日本の社会保険庁にあてはめると、丁度そのまま使える気がしました。今、年金の記録なんて言っていますが、記録なんて些細なことで、運用がどうなっているのか心配です。

日本の社会保険庁ですが、なぜ解体するのでしょう。国民の理解を得ずして、勝手な法律をつくりだす日本の国会で、わけのわからない法律を増産しすぎと思っているのですが。ちなみに、社会保険庁は次のように言っていますが、これ説明になっていないと思います。説明は、「XXという不都合を解消するためにYYにしました。その結果、ZZについて改善すると期待できます。」と言うべきと思います。

抜本的な組織改革を行うこととし、平成20年10月には、社会保険庁から政管健保の運営を、「全国健康保険協会」という新しい公法人に分離し、平成22年1月には、社会保険庁を廃止して「日本年金機構」という新しい公法人を設立することとなりました。

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