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2008年9月17日 (水)

保険会社AIGは証券会社とは異なりました

ついに米国連邦準備銀行(FRB: Federal Reserve Bank)はAIGへの融資を発表しました。リーマンとは異なりました。日経の記事と米国連邦準備銀行の発表です。

日経 9月17日 AIG、米政府の管理下に FRBが9兆円融資

FRB Press Release September 16, 2008

いや~米国ってすごいですね!と思いました。日本で言えば、日銀特融に相当するのでしょうか?簡単に「850億ドル融資しますよ」ですから。でも、条件も厳しいのです。

1) 金利: 3月LIBOR+8.5%p.a.

現在3月LIBORが2.8%p.a.位ですから融資金の利息は約10.3%p.a.です。一方、政策金利のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は、日経記事にあるように現行の年2.0%で据え置きです。落差が大きく、日本だったら、高利貸しと呼ばれるでしょうか?FRBの資金コストはゼロですから。米ドル札には、Federal Reserve Noteと書いてあるように、印刷すれば良いだけですから。

2) 返済期限2年

3) その他

担保は子会社の株式を含むAIG全財産。株主総会における米国連邦政府の株主としての投票権は79.9%であり、株主配当実施に対し拒否権を有する。

何故AIGについて、米国政府がここまで踏み込んだかですが、
・ 破綻した場合の影響が大きすぎる。
・ 現状において全貌が必ずしも見えていない。
というようなことと思います。例えば、Credit Default Swapと言う与信リスク保険を引き受けていたりして、その結果が本来機能すべき保険に影響がどの程度あるかが読めていないというような点です。

金融派生商品としてデリバティブ取引が生まれましたが、もともとデリバティブ取引は金融ではなくても、何であっても対象とできる性格を持っているのであり、天気を対象としても構わない。それからすれば、サブプライムだって、その一種と言えるわけで、表面だけでは分からない。必ずしも、悲観視だけする必要はないのですが。

この9月16日のあおぞら銀行のお知らせは、リーマンに対する債権が692億円あると述べていますが、担保と言っても不動産担保があるわけではなく、価格変動が激しいボラタリティーの高い金融商品が担保になっている可能性があると思います。いずれにせよ、様子見と思います。

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