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2008年10月28日 (火)

米国基準と日本基準の財務諸表

会計ニュースコレクターさんのところで知りましたが、三菱UFJフィナンシャルグループの2008年3月期の当期純利益が米国基準では、日本基準より1兆1千億円少なく、5424億円の純損失であったのですね。三菱UFJフィナンシャルグループの、この件についての報告は次の所です。

平成20 年9 月19 日 平成 20 年3 月期米国会計基準決算におけるのれんの減損について

のれんの減損が8937億円なので、それ以外の要素も加わり、2853億円更に落ち込み、日本基準6366億円の純利益が5424億円の純損失となっています。

UFJホールディングスとの合併は、2005年10月であり、現行の日本会計基準の「企業結合に係わる会計基準」も2006年4月1日以降開始する事業年度からの適用であったので、合併の会計処理においては、のれんを計上せず、合併時のUFJホールディングスの資産から負債を控除した1兆4563億円の正味資産の増加に対して、資本準備金1兆0779億円と利益剰余金3784億円の増加として処理したと理解します。結果、のれんは計上されなかった。

一方で、三菱UFJフィナンシャルグループの日本基準と米国基準の連結貸借対照表を2008年3月末と2007年3月末について比較したのが次の表です。どっちがどうと簡単に言えないのですが、2つの基準で作成して発表するというのも大変だなと思ってしまいます。

Mufj20083_2

他の銀行と比較する場合、相手が外銀であれば米国基準の財務諸表を基として比べることになるであろうし、米国基準や国際基準(IFRS)でない場合は、比較する時に誤差を見込むことになるのだろうか?そうなると日本基準に固執していると世界から取り残されるというか、ジャパン・プレミアムが乗っかり、日本企業が不利になる、損をするとなるような気がします。

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