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2008年11月27日 (木)

麻生節を楽しむ

無責任発言とのお叱りを覚悟で申し上げれば、「イヤー、麻生節って本当に面白いですね!」であります。

1) 直ぐに陳謝の麻生節

次の報道です。

日経 11月27日 高齢者医療巡る発言、首相が陳謝 民主・鳩山氏は批判

2) 元の発言についての各社報道

元の発言についての各社報道は、次の通りです。この中で、NHKはリンク切れが早いので、続きを読むに入れておきます。

日経 11月27日 「何もしない人の分何で私が払う」 高齢者医療に首相不満?
読売 11月26日 首相「何もしない人の医療費、なぜ払う」、諮問会議で発言
朝日 11月27日 「何もしない人の分を何で私が払う」医療費巡り麻生首相
NHK 11月27日 首相 医療費負担めぐり発言

3) 実際の発言内容

11月20日の経済財政諮問会議での発言です。各社報道の情報源はこの議事要旨であります。問題の発言は、11ページ目にあり、書き出すと次の通りです。

(麻生議長) 67歳、68歳になって同窓会に行くと、よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる。彼らは、学生時代はとても元気だったが、今になるとこちらの方がはるかに医療費がかかってない。それは毎朝歩いたり何かしているからである。私の方が税金は払っている。たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金を何で私が払うんだ。だから、努力して健康を保った人には何かしてくれるとか、そういうインセンティブがないといけない。予防するとごそっと減る。

病院をやっているから言うわけではないが、よく院長が言うのは、「今日ここに来ている患者は 600人ぐらい座っていると思うが、この人たちはここに来るのにタクシーで来ている。あの人はどこどこに住んでいる」と。みんな知っているわけである。あの人は、ここまで歩いて来られるはずである。歩いてくれたら、2週間したら病院に来る必要はないというわけである。その話は、最初に医療に関して不思議に思ったことであった。

それからかれこれ 30年ぐらい経つが、同じ疑問が残ったままなので、何かまじめにやっている者は、その分だけ医療費が少なくて済んでいることは確かだが、何かやる気にさせる方法がないだろうかと思う。

4) 雑感

報道されているのが、麻生発言の主旨かというと、ずれているように感じます。経済財政諮問会議に出席はしていませんが、議事要旨は一次資料そのものですから、議事資料を読んで真意を読み取るしかないと思います。麻生首相は、健康増進に対するインセンティブを高めることを政策として考えるべきとして発言されたのだと思います。

一方で、年老いても運動し、健康でいることは、年老いても生き甲斐を感じ、生きる喜びを感じるような社会・世の中であることと思います。老人切り捨てでは、麻生発言にある「たらたら飲んで、食べて、何もしない人ばかり」になると思います。だから、この問題は保健医療制度の問題のみではなく、老人も立派に働いていける、社会の役に立っていける制度を樹立することが、その大前提であると思います。

私の感想のようなことを述べたら、新聞は売れない、TVニュースはチャンネルを変えられるで、やはり麻生タタキをして、KY(漢字ではなく空気)方針により、マスコミは長いものに巻かれろでしょうか?その点、ブログは気楽です。

しかし、麻生発言も支離滅裂で、前後の発言者の発言の流れからしても、麻生発言は何を言いたいのか、不明朗です。「67歳、68歳になっての同窓会」は、今のことと思いますが、「それからかれこれ 30年ぐらい経つ」とあるので、病院の近くに住んでいるがタクシーで来院する人達の話は30年前のことと思いました。

首相たる者は、正しい論理を持ち、論理的な発言をし、社会の先頭に立ち、社会が正しく発展し、人々全員が幸せになるよう、公務員の鏡となるよう、働く人であると私は思っています。だから、私の基準からすると、この人どうなるかな?であります。

NHKニュース 11月27日 5時23分

麻生総理大臣は、さきの経済財政諮問会議で、同窓会に出席した際の感想として「学生時代は元気だったのに、今は医者にやたらにかかっている者がいる。たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の医療費をなんでわたしが払うんだ」と発言していたことが明らかになりました。

今月20日の経済財政諮問会議では、社会保障費の財源などをめぐり議論しました。26日に公開された議事要旨によりますと、この中で麻生総理大臣は「67歳、68歳になって同窓会に行くと、学生時代はとても元気だったが、今はよぼよぼして医者にやたらにかかっている者がいる」と述べました。そのうえで麻生総理大臣は「今になると、わたしのほうがはるかに医療費がかかっていない。それは、毎朝、歩いたり、何かしているからだ。わたしのほうが税金は払っている。たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の医療費をなんでわたしが払うんだ。だから努力して健康を保った人には何かしてくれるとかがないと、いけない」と発言しました。麻生総理大臣は、今月19日の全国知事会との会合で、医師のことを「社会的な常識がかなり欠落している人が多い」と発言し、謝罪した経緯があり、今回の発言をめぐり批判が出ることも予想されます。

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