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2009年4月25日 (土)

朝日新聞4月25日の「おわび」を読む

草なぎサン「おわび会見」が報道されていますが、次の朝日新聞社の「おわび」を読んでいくと、色々考えさせられました。

MSN産経 4月25日 共産党員増加の記事誤り 朝日新聞がおわび

朝日新聞の「おわび」そのものは、Web上では見つけることができませんでした。しかし、朝日新聞社の「報道と人権委員会」(PRC)が示した見解についての報道、元の1月11日の報道ならびにPRCの4月24日の見解は、次のWebに掲載されていました。(元の記事の最後に「おわび」が、追加されています。)

朝日 4月25日 記事の一部に問題、朝日新聞社に対応求める PRC

元の朝日 1月11日報道記事 派遣切り、限界集落…そこに「共産党」―ルポにっぽん

4月24日 PRC見解 元森林組合長からの申し立てに対する見解

1) 記事の真実性

元の1月11日の報道記事のなかでは、多分5ページか6ページ目にあったと思われますが、既に削除されているようで、検証はできませんが、PRC見解に記載の通りであったはずです。

すなわち高橋記者が、筆を滑らせすぎた。新聞やTVの報道に接した時に、私はよく、どこまでが真実かと疑ってしまうし、当局の発表をそのまま伝えているだけだなとか、あるいは解説であれば、変な理解をしているとか、記者はよく解っていないなとか思ってしまいます。

マスコミもビジネスですから、新聞は、購読者の興味を引くような目線が入ってしまうし、大学院レベルのことを書くのではなく、疲れていても楽に読めることが重要となってしまう。民放は、広告依頼主のことを無視はできないし、NHKは予算他の関係もあり、国会の方を気にせずにはいられない。ブログと違って大変です。

その様な中だからこそ、真実を報道する報道機関が重要である。それ故に、取材相手がそんなことを言っていないと述べていることを報道することは、捏造であり、報道としての信頼を喪失し、破滅に繋がることだと考えます。

2) 期待権

NHKの女性法廷に関するETV2000の報道について2008年6月13日のNHK vs バウネット 最高裁判決で書いたことがありますが、報道に関する期待権です。マスコミの影響力を多くの人が認識しており、それ故に、取材に協力する。即ち、自分の言ったことが報道に反映されると期待している。報道機関は、期待権を守るべきであり、匿名で応じた取材であれば、一般名詞を使用しても特定されるなら、匿名を守ったことにはならない。

朝日新聞社こそ、NHKに関する批判を最もされておられると理解しますが、そのためには、守るべきことは、守ることが重要と思います。

2) 報道記事

元の報道記事は、ある側面を報道していて面白い記事であると思います。それからすると、冒頭のMSN産経の記事は誤解を与えかねないような部分があると思います。よく読むと、「記事の一部が事実と異なっていた。」ですが、さっと読んでしまうと「共産党員増加が事実と異なる。」と読んでしまいます。党員の増加は、その政党に聞かないと判らないかも知れないし、複数の政党に加盟している人もいると思います。報道の内容としては、朝日の元の記事は、私は、ある現代の側面を書いていると思いました。

朝日新聞のみならず、マスコミがこぞって大政翼賛報道をし、戦争に突き進んだ時代がありました。今の世で、戦争に向かう大政翼賛報道はないと思いますが、劇場政治を伝える日本のマスコミ報道が金太郎飴のように、ほとんど同じになってしまっていると感じます。

それからすると、記者が自ら取材をして署名入りで、多くの記事を書いてもらいたいと思います。

元の記事は既に修正されているはずですが、実際の取材がどうであり、どの様に報道されていたかは、4月24日のPRC見解を読むとよく分かります。このPRC見解も事実や実態をよく伝えていると思います。

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