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2009年5月19日 (火)

金融危機の犯人は経営者である

「金融危機の犯人は経営者である」というのは、スッキリします。次のIT Proの記事からです。

IT Pro 5月15日 [国際会計基準フォーラム]モラルなき経営者は基準を悪用する---経団連の島崎部会長

5月15日に開催かれた国際会計基準フォーラム  IFRSが企業に与える衝撃における、日本経済団体連合会の経済法規委員会企業会計部会の島崎憲明・部会長(住友商事代表取締役)による特別講演「グローバルビジネス時代の成長戦略とIFRSへの対応」で、島崎氏が述べられた様です。

IT Proの記事の文章をそのまま書くと、「まず島崎氏は、金融危機の原因として経営者のモラルの低さを指摘した。」という部分です。「厳格な会計基準が危機の悪化を招いているという議論は大きな誤解だ。」というのも、その通りと思います。

金融危機の犯人は経営者にのみあるのではないが、一番関与しているのはやはり経営者であると思います。サブプライムから派生して作られたCDO等の金融商品について、その危険性を理解していたのは、それを作った人間かも知れない。しかし、そのリスクを正当に評価認識する必要があったのは、経営者です。自ら評価せずとも、評価能力ある人物を選び評価する必要があった。しかし、現実に起こったことは、金ぴかの表面を経営者自らが利用して、担当者に高報酬を与えると同時に、自らも更なる高報酬を受け取るように動いた。

米国の話であり、デリバティブのような金融商品に多くの人には関係がなく、無縁の話とされるかも知れません。しかしどうでしょうか、日本でも、時価会計の凍結とか、株価対策とか、実に自分勝手な話が耳に聞こえてくることがあります。価格変動による利益獲得を目的とした投資をしていないのであれば、価格が下がっても、大きな影響はありません。価格下落の影響は参考情報です。むしろ、重要なのは、実体経済の需給関係です。

余談になりますが、私もIFRSを積極的に取り組んでいかないとグローバル競争での敗者になると思います。ある時、日本の製造業の品質管理は世界一だとされた。今も、確かに高品質です。しかし、グローバルの世界では、品質管理はISOです。品質管理は、基準より物が良ければの部分がありますが、会計基準は資金コストに直接の影響を与えることがありえます。

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