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2009年9月25日 (金)

民主党の八ッ場ダム対応から考える

八ッ場ダムに関しては、民主党のみならず地元や関係する県知事・都知事まで頑張っておられることから、8月25日に書いた八ッ場ダムを考えるは、多くの方に読んでいただいているようです。

最近では、次のような記事も、出てきています。

日経 9月24日 公共事業中止、「八ツ場」をモデルに 国交相、143のダム計画精査

大規模公共事業が政権が交代することにより進んだり、中止になったり、再開したりすることは、おかしいし、無駄な費用が発生し、国民の負担が増加するだけと思います。

私の持論は、「役人がしっかりすべきで、役人が政治家を、説得すべきである。」です。しかし、これも、眺めていて、やはりそう簡単には、行かないような気がします。余りにも複雑すぎて、身動きが取れない部分もあります。例えば、八ッ場ダムを例にとっても、長野原町の中心地である役場のあたりは水没しないので、地元と言えるのか、長野原町の人でも、水没地でなければ固定資産税その他が入ってきて町の税収が豊かになるから賛成という人もいると思います。水没地の人の中には、他の場所へ移動してしまっているも多くおられるようですし。

それと役人は、決定したことを、実行することも重要な仕事です。民主党は、政治主導で官僚をコントロールすると言っていましたが、主語を変えれば、自民党が官僚を使って様々なコントロールをしていたことの正当性を認めることです。これでは、無茶苦茶になると思います。ある政党の思い通りに、プロジェクトを動かそうとすると、秘密主義にならざるを得ず、既成事実を積み重ねる強引な手法がはびこります。

私が、最近思いついたのは、委員会方式です。ダム委員会を作るのです。国交省を含め、ゼネコンも含め、様々な利害関係者を含んだ委員が入って良いのです。但し、国交省を初め政府からは、独立した機関とし、予算も別に手当てします。重要なことは、Secretaryというか国連で言う事務総長を決め、常時機能している組織にするのです。ここで、個別のダムプロジェクトについて審査し、全て公開・公表します。

日本には、良いプロジェクト・コンサルタントと言うべきかシンクタンクと言うべきか、そのような機関も少ないし、そのような仕事をできる個人も非常に少ないのです。別の表現で言えば、育たないのです。何故なら、国交省を含め政府が行っているからなのです。現状では、政府はプロジェクトの計画と実施と両方をするのです。自ら計画して、実施するのであれば、途中で見直して、変更するインセンティブが働きません。計画して、反対運動で遅れても、見直しされず、必要か不要か分からないのに、実行してしまう。計画と実施は、別の次元のことであり、実施に関しては、政府がやるべきと思います。しかし、計画(適宜モニタリングをして見直すことも含め)は、政府から独立した委員会が行うことにより、より多くの視点や分析を取り入れた公平な立案が可能です。

道路についても同じで、政府から独立した委員会が計画すべきと思います。それから、教育は当然教育委員会であり、教育委員会を文科省から切り離して、公選制を導入する。政治から独立した教育委員会にして、詰め込み主義の教育を止め、様々な意見を取り入れた日本の将来・世界の将来を担う人材を育てる教育をするのです。

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