« 日本航空への政府介入に反対する | トップページ | 日本航空の問題は経営にあり »

2009年11月 3日 (火)

新型インフルエンザ(A/H1N1)ワクチン接種

本日の朝刊で、新型インフルエンザのワクチン接種について、次の政府広報が掲載されました。

政府広報/厚生労働省 新型インフルエンザ ワクチン接種について

1) 接種回数

「接種回数は、現在2回としていますが、今後、国内データや海外の知見など科学的根拠に基づき、1回にできるか検討します(13歳未満の方は2回です)。結果は速やかにお知らせします。」と書いてあります。

マスコミは一時、1回の接種で効果があることが確認されたので、1回にすることを政府は決定したと報道していたと私は記憶します。いかにも、アホのマスコミ人間が、世の中を狂わせるという見本のように思いました。

この10月31日のロハス・メディカル”新型インフル 「マスコミ報道に憤り。議論続け、逐語で公開を」 森兼氏”に書いてあることが、真実であると思います。私の理解している言葉で言えば、(多分マスコミより正確と思います。)次の様になります。

  • 通常のインフルエンザ ワクチンも製造をせねばならず、どうしてもワクチンの製造数には限界がある。
  • 流行を防ぐには有限数のワクチンを、どの様に接種することが最も有効・効果的であるかの検討が重要である。
  • 多くの意見を聞いて、結論を出す必要がある。日本で、接種も始まっていないのに、結論を出すのは時期尚早である。
  • 現段階では、2回である。しかし、13歳以上については、今後の検討結果により、1回にすることもあり得る。

1回と2回の接種について、例えば1回だと60%の人に有効で、2回だと80%の人に有効であったとした場合、1回を選択して、希望者ほぼ全員が接種を受けられるようにするか、2回で接種を受けられない人が生じるのをやむなしとするか、そのような感じと思うのですが、難しい選択と思います。いずれにせよ、100%にはなりませんし。

2) 費用

1回目3,600円、2回目2,550円と書いてあり、そうすると2回分で6,150円を要します。以外と高いですよね。健康保険で、治療を受けると30%の自己負担で済むのにと思います。もし、大流行すれば、インフルエンザ治療費で健康保険の財政がパンクするなら、意味がないのに。

2回接種の方針が変わらない13歳未満の子供については、全額政府負担か、せめて公共交通料金と同じ50%割引にすべきだと思います。民主党も、補正予算執行停止で捻出した約3兆円は、インフルエンザのワクチン接種に振り向けることをすべきだと思います。

子供2人が政府負担となれば、それだけで12,300円の出費が助かります。

3) インフルエンザ対策

これもこの10月18日のロハス・メディカル”新型インフル 「厚生労働省を信じてはいけない」”によいことが書かれています。全て、当たり前のことですが、最後の「医学的なことの中で一般人でも知っておいた方がよさそうなこと」が、気に入りました。

社会防衛のためには、かかった人は休むということが最も大切。休むことを容認する風土を作る必要がある。自治医大病院では、発熱した者は勤務を認めないことにした。性善説で証明も何も要らない。特別休暇として、解熱から48時間経過するまでは有休も減らない形で休ませる。保育園などが休みになってしまい出勤できない場合も同様の扱いにする。

中間管理職の中には、部下を甘やかしてはならないといったスタイルで仕事をされておられる方がいます。しかし、リスクを考えると、自分の部署の多くの人間に広まる危険性があり、下手をすると社会の多くの人に感染を広げる可能性もある。勿論、中間管理職のみが悪いのではなく、会社のトップが理解して、会社全体で有効なリスク管理をする必要がある。新型インフルエンザ(豚A/H1N1)は、それほど恐ろしいインフルエンザではないようで、2-3日休めば回復するようです。それでも、大流行は避けるようにすべきです。それには、人間的な生活が一番重要ですよね。

|

« 日本航空への政府介入に反対する | トップページ | 日本航空の問題は経営にあり »

コメント

ウイルス学会は、1回を主張していましたので、足立氏の発言は、怒り心頭でありました。 

  CDCの交差抗体反応が、年齢が上がるほどに確認されていましたので、ワクチン反応も、これを、オーストラリア、CDC他も確認して、北里の治験でも確認していましたし。

 この辺は量と時期が確保できる、EUと確保が困難なUSAとは事情が異なって当然です。

 ただ、18歳以下と基礎疾病者は2回ですが。 1回でも2倍量接種すれば、抗体反応は得られます。

季節性ワクチンが凄い接種人数になっているようです。幼児に回らないようです。

10mlバイアルで供給に成った事のほうがはるかに問題です。 厚生省の技官の責任か政治家の責任かははっきりさせておく必要があります。 

世界標準は0.5mlシリインジで供給です。これができるのは北里だけというのもですが。 

投稿: omizo | 2009年11月13日 (金) 00時29分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/200131/46666803

この記事へのトラックバック一覧です: 新型インフルエンザ(A/H1N1)ワクチン接種:

» 新型インフルエンザ [経済・健康・話題のニュース]
新型インフルエンザ感染の疑いがあるとして横浜市内の病院に収容され診察を受けていた横浜市在住の17歳の男子高校生は、検査の結果が陰性で、新型インフルエンザではないことが分かったと報じられています。最近のインフルエンザは鳥などが感染源になっており非常に対応策などが難しいのが現状です。そこにきて今度は豚が感染源の疑いがあるということですが、これも未だ確定情報ではなさそうです。... [続きを読む]

受信: 2009年11月 5日 (木) 21時45分

« 日本航空への政府介入に反対する | トップページ | 日本航空の問題は経営にあり »