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2010年3月26日 (金)

足利事件で菅家さんの無罪確定

菅家さんが、千葉刑務所から釈放されたのが、昨年6月4日でであり、10月近く経過し無罪が確定しました。本日の宇都宮地裁での再審判決公判において、最後に裁判長より、「自戒の意味を込めて謝罪をさせていただきます」と「謝罪の言葉」がありました。次の読売記事に全文があります。

読売 3月26日 足利事件無罪、裁判長の謝罪の言葉=全文

写真 あらたにす

好きでないのは、この朝日新聞にあるような、「強制的な調査権限を持つ第三者機関による原因究明と誤判防止策の検討が必要としている。」です。私が、知っている日弁連の声明は、次にありますが、3つの項目を掲げ、3番目には、「このような裁判所の反省を生かすためにも、誤判を生じさせた原因を徹底して調査する第三者機関をただちに設置すべきである。」と述べられていますが、「強制的な調査権限を持つ」とは書かれていません。マスコミの思い上がりと言うべきか、物事を深く考えることができないマスゴミの体質かとも思います。

日本弁護士連合会 2010年3月26日 足利事件再審無罪判決に関する会長声明

警察や検察は、強制的な捜査権限を持っています。強制的な権限を持つから、その反証についても、強制的に行えます。強制調査権が真実を生み出すなんて、そんな単純なことではありません。菅家さんに謝罪すべきは、裁判所、検察、警察や事件の関係者のみならず、弁護士も含め国民全員であると思います。

事件が発生したのは1990年5月であり、菅家さんの任意同行が12月1日で、その日のうちに自供、逮捕が1991年12月2日です。1993年7月に一審宇都宮地裁で無期懲役の判決があり、控訴。控訴審から弁護人をされた佐藤博史弁護士へのインタビューが2009年5月9日のあらたにすにありますが、読んでいて、教訓とすべきことは多くあります。

DNA鑑定の結果を正しいと判断した過ちがありますが、例えば、インタビューの中に「私は一審の弁護人から菅家さんは犯人であると直接聞いていました。・・・・・当時裁判所から選任されていた国選弁護人に電話したところ、控訴趣意書の提出期限が迫っているのに菅家さんと接見して事情を聞くことさえしていないことを知り、」との部分があります。そこで、控訴審から佐藤博史弁護士が弁護人を引き受けましたが、報酬なしの手弁当であったはずです。

婦人公論 2009年7月22日号に「足利事件「支える会」代表が語る 主婦の私がなぜ菅家さんの無実を信じ続けたのか 西巻糸子」という記事がありますが、菅家さんが、元気でやってこられたのは、支援する人々がおられたからだと思います。

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