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2010年7月15日 (木)

ねじれ国会は正常国会

参議院選の結果、参議院では総議席242のうち、与党は民主106、国民3、無所属1の110と過半数を割ったことから、ねじれ国会と呼ばれることとなったが、私は正常化したとの思いです。

1) 三権分立が確立される

総理大臣が他の大臣を任命する。総理大臣と大臣が内閣を組成し、日本国の行政権は内閣に属する。これが、憲法第65条から第68条の定めです。行政権は、総理大臣にあるのだと言えると思います。官僚が、どうのこうのと言うけれど、実は総理大臣の部下であります。

総理大臣の決定方法は、憲法第67条ですが、要は衆議院の決議結果で決定される。即ち、衆議院で過半数を握る勢力が、行政権を握る。

行政権と立法権を同じ勢力が握れば、専制政治に近くなる。民主党の天下は、そんなことを実感させる時代であったと思います。内閣提出の法案が圧倒的に多い中、参議院が同じ勢力が把握していれば、暗黒法が幾らでも成立してしまう。

憲法第59条第1項の「法律案は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、両議院で可決したとき法律となる。」が、生かされることとなる。

2) 衆議院強行採決その他

今年の5月頃は、衆議院で強行採決が流行していたことを思い出します。5月18日にレベルの低い議員達として書きましたが、国家公務員法等の一部を改正する法案における衆院内閣委員会で傍聴に来た他の委員会の委員が強行採決を成功させるために走っていって、転んで、翌日車いすでやってきたいという、マンガのような事件がありました。(強行採決したが、結局この法案は、参議院で審議未了で、未だ成立していません。本当にマンガの2乗であります。)

権力を握ると、何も見えなくなってしまう。何が正常で、何が異常か、自分自身には分からなくなる。人間だったら、誰にでも、生じる可能性があると思います。

与党の議員には、反省して欲しい。余りにも、傲慢になりすぎで、国民をバカにしすぎた。消費税を議論しようと提案するなら、バラマキを中止すべきであった。結果は、国民に無責任な人達だと思わせたように思う。

八ッ場ダムも、中止したが、情報を公開して、国民に議論を広く呼びかけようとしない。事業仕分けは、劇場政治の誘いにはなるが、本質の解決にはならないのだが、これを成功だと宣伝する人もいる。

3) 今後

極めて簡単だと思います。政府として何をすべきかを実施し、国民のための法案を国会に提出すればよいのですから。正しい法案を提出すれば、衆議院でも参議院でも賛成を得られるはずです。党員の数からすれば、衆議院の方が賛成を得やすいでしょうが、正しい法案であれば参議院でも承認されるはずであり、そうならないなら、党がどうどうと、その説明を国民に向かってすればよいと思います。

民主主義とは、議員がする政治ではなく、国民が参加をする政治です。

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