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2010年10月22日 (金)

朝日新聞への事実歪曲非難

朝日新聞は、2010年10月15日付の朝刊1面トップ(東京版)に、「『患者が出血』伝えず 東大医科研、提供先に」として、東京大学医科学研究所を非難する記事を載せました。次の記事です。

朝日 10月15日 東大医科研でワクチン被験者出血、他の試験病院に伝えず

何も知らないで読むと、この記事を正しいものとして受け取ってしまいます。しかし、東京大学医科学研究所は、多数の誤りが記事には見受けられ、医療の発展のために真摯に臨床試験に取り組んでいる全国の医師、看護師、臨床試験コーディネーターらを落胆させ、患者を動揺させることを憂えるとする声明を10月20日に発表しました。

東京大学医科学研究所の声明は、ここにあり、このブログを書いている時点では、東京大学医科学研究所のホームページの新着情報に”朝日新聞「臨床試験中のがん治療ワクチン」記事について”として声明文や患者への説明文へのリンクがあります。

特にそのなかでも、清水所長の「朝日新聞記事に対する個人的な所感」は、激しく朝日新聞を非難しておられます。

私は、朝日新聞社の新聞社としての体裁がなっていないと思います。社会に対する責任感はゼロとしか思えない。こんなブログを最近書いたこともあったなと思うし、このブログの最初の頃のエントリーでは、納豆の偽造のような「あるある」の批判を多く書きました。でも、「あるある」は、見ていた人の中には、捏造や歪曲があり得ると思っていた人もいたと思います。しかし、今回の医療批判は、大新聞が一面で取り上げたことであり、本来であれば、報道機関として、何重にもチェックされて掲載される記事として読者が信頼を置いて読む部分です。見事に裏切りましたね。

朝日新聞は、10月20日に院内感染防止にHIV検査、患者に全額負担 浜松2病院という記事を載せていました。院内感染防止でHIV検査をするなら医療機関が、その費用を全て負担すべきとしか私には読み取れません。現行の制度は、実はそうなります。しかし、院内感染でHIVに感染したらどうなるのでしょうか?医師等医療関係者はHIVになって当然であると言うのでしょうか?現在、HIV検査は、無料・特命で保険所や地方自治体の特設検査施設で受けられます。入院患者も無料で検査が受けられて当然だと思います。制度が変なのです。

つい最近では、院内感染をよく知らずに見当違いの非難をし、HIVの院内感染を防ごうとすると、HIVが蔓延してもやむを得ない的な論調になる。院内感染については、9月14日の帝京大学病院診療制限に書きましたが、日経メディカルの正しい記事に救われました。ちなみに、日経メディカルは、この東京大学医科学研究所の朝日の記事についても朝日の癌ワクチン報道に対し、東大医科研が会見 中村教授は「自然な出血がなぜ問題になる」と憤りを隠さずと正しい報道をしておられました。

こんなことを書いていると、またまた、47ニュース 10月22日 朝日新聞、共同配信記事に酷似 マニ教宇宙図発見でと、共同通信に謝罪に謝罪したと報道がありました。どうしようもありません。記者を全員解雇して、投稿記事のみにすればよいと思います。

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