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2011年3月23日 (水)

ホウレンソウの放射能は幾ら?

ホウレンソウは混乱しています。

時事ドットコム 3月22日 新たな調達先の確保急ぐ=4県産ホウレンソウ出荷停止で-スーパー

政府が、茨城県、栃木県、群馬県及び福島県のホウレンソウとカキナ及び福島県の源乳の出荷を、当分の間差し控えるよう3月21日に指示しました。消費者庁の発表も掲げます。

原子力災害対策本部長 3月21日 4県の知事宛 指示

消費者庁 3月21日 食品からの放射能検出に伴う出荷制限について

消費者庁の文章には、当分の間と書かれており、「今回の出荷制限は、各県内の各地域等の対象品目の分析の結果、暫定規制値を安定的に下回るようになるまで行われることとなります。」と書いてあることから、相当長期間になることもあり得ると思います。

1) 食品放射能汚染基準

平成23年3月17日に、食安発0317第3号により「放射能汚染された食品の取り扱いについて」というのが出されており、「当分の間、原子力安全委員会により示された指標値を暫定規制値とし、これを上回る食品については、食品衛生法第6条第2号に当たるものとして食用に供されることがないよう販売その他について十分処置されたい。」となっています。(ここにあります。)

ちなみに、野菜類であるホウレンソウとカキナは放射性ヨウ素について2,000Bq/kg、放射性セシウムについて500Bq/kgで、牛乳はそれぞれ300Bq/kgと200Bq/kg(乳幼児を除く)です。

2) 測定結果

厚生労働省が、3月19日、20日と21日の3日間食品中の放射性物質の検査結果について(福島原子力発電所事故関連)を第1報から第5報まで出しています。(第1報第2報第3報第4報第5報)この発表に各県から厚生労働省に提出した検査結果が添付されており、測定結果が分かります。この測定結果のうち、食品放射能暫定規制値を超えた市町村とその測定値(最高値のみ)を抜き出したのが次の表です。

20113

これを、どう評価すべきか、私にも解りません。表を作成する仕事でさえ、本来であれば、政府かマスコミがすべきことをしてしまったように感じます。政府は、判りやすい形で発表すべきです。原子力三原則を無視しているように思えます。

3) 不透明政府

ダメ政府で機能していないように感じます。この数字を出してくるのに苦労したこと。そして、今回の指示は政府の原子力災害対策本部長という人が出しているが、誰かというと内閣総理大臣です。何故、総理大臣の名前を使わずにと思います。暫定基準値は原子力安全委員会より示されたのです。原子力安全・保安院や原子力委員会とは別に原子力安全委員会というのがあるのです。そして、本日ここに書いてあるように、食品安全委員会という委員会が本件に関して委員会を開催しています。厚生労働省に消費者庁も関係しており、頭が混乱状態になってしまう。

日本政府は、原子力政策を、もてあそんでいるような感じにさえ思えます。こんな複雑な政府組織って不効率で機能しないのではと思います。その上、複雑すぎて、チェック機能やガバナンスも働かない悪い見本みたいになっているのではと思います。ムダを省くなら、そんな組織を合理的に再編することをすればよいのにと思います。

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