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2011年3月25日 (金)

福島第一原子力発電所と女川原子力発電所

日経Web刊に、「福島第1原発、巨大津波直後の映像」という国土交通省東北地方整備局が公開した11日午後5時前の福島第1原発の空撮映像(動画)があった。その動画にリンクを張れればよいのですが、張り方がわからず、このページから、タイトル名で検索して探してください。生々しい映像が見られ、津波で地上で屋外に設置された機器がダメージを受けているのがわかります。

一方、国土地理院が東北地方太平洋沖で発生した地震による被災地の空中写真撮影を3月12日から実施しており、撮影した空中写真をWebで公開しています。ちなみに、女川原子力発電所の空中写真は例えばここにあります。ほとんど被害がないように思えます。

設計上のGL(Ground Level)の差が、ここまで影響したのか、今後研究の対象となり、将来に生かされるのだと思います。

法務業の末席 さま

女川を小名浜としてしまったとは!間違いのご指摘ありがとうございます。

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コメント

>小名浜原子力発電所の空中写真

これは福島県の「小名浜」ではなく、宮城県の「女川」原子力発電所の写真でしょう。
オリジナルの写真は国土地理院の下記ページから見ることが出来ます。

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による被災地の空中写真
http://saigai.gsi.go.jp/h23taiheiyo-hr/index.html
上記ページから「・宮城県(3月19日撮影分)NEW!!」のリンクをクリック
表示されたサムネイルページから「宮城県石巻市〜女川町」の上から6番目のサムネイルをクリック
表示された空中写真のPDF画像の下にある「この部分の拡大写真」の囲みをクリック

なお女川原発は、建屋の地盤基準高さ(GL)が高かったのも確かですが、立地する女川湾の南側地区は、ちょうど津波の来る方向を遮るように半島が延びています。その結果今回は幸運にも、原発付近に押し寄せた津波そのものの高さが、福島第一より低かったように見えます。

この国土地理院の空中写真で、女川原発の防波堤内の岸壁部分の小屋などに損傷が無く、岸壁際を走る道路などにも流木などが打ち上げられていないことから、女川原発付近の津波が低かったということが読みとれます。

投稿: 法務業の末席 | 2011年3月25日 (金) 07時59分

法務業の末席さま

ご指摘ありがとうございます。本文とタイトルを修正しました。

女川原発の防波堤内の岸壁部分を見ても、確かに被害が小さいように思えます。一方、法務業の末席さんが紹介された6番目のサムネイルからの拡大写真を見ても、左上に写っている海岸は、やはり津波が襲った後みたいです。そして、女川町の中心地である女川漁港のあたりは壊滅的な被害になっています。(6番目のサムネイルからの左端の拡大写真)

これを機会に津波のリスクについて研究が進み、より安全な社会になることを期待します。

間違いのご指摘ありがとうございました。

投稿: ある経営コンサルタント | 2011年3月25日 (金) 10時17分

今回の津波が女川原発の付近で被害が少なかったのは、津波が押し寄せてくる震源の方向が、たまたま偶然に女川原発の半島の背後方向だったからです。決して女川湾全体が津波に安全な場所じゃありません。震源の位置などが女川には幸運をもたらしたが、福島には苛酷であったとも言えるかと思います。

今回の地震の震源は、福島第一原発付近の海岸から直角方向の沖合至近の位置です。この震源の位置がもっと北よりの岩手青森の県境沖合のあたりであれば、女川原発は津波をまともに受け止める方向になって、津波の被害が大きくなった可能性があります。また逆に福島第一原発の方は震源から遠くなって、津波の襲来方向も海岸に直角ではなく斜め方向になりますので、被害が軽くなった可能性が生じてきます。

こうした「偶然」の要素を突き詰めて排除できていない被災直後の資料で、具体的に両原発の被害状況や防災対策の優劣を比較対照をしてみても、適切な評価に繋がらないでしょう。両者の明暗を分けた要素や原因の考査においては、偶然の結果をどれだけ排除して検証できるかが重要かと思います。

投稿: 法務業の末席 | 2011年3月25日 (金) 11時24分

法務業の末席さんの言われるとおりだと思います。

両原発の被害状況や防災対策の優劣を単純に比較対照してみても、適切な評価に繋がらない。謙虚にならなければいけないと思います。

やはり、原子力については、公開、民主、自主という3原則をきちんと貫かねばならない。テロ対策のために、適切な公開ができないなら、そんな危険なプロジェクトは、国民に再度問いかけるべきであると思います。

菅首相は震災翌日の12日早朝に自衛隊ヘリで福島第一原子力発電所に乗り込んだ。既に、この時は、外部電源もなく非常用ディーゼル発電機も絶望であった。首相は、現場の作業のじゃまをしたのが結果だと思うのです。しかも、状況は、早い時点でわかっていた。一般の人よりはるかに強力な情報網も、部下も持っていた。実は、検証されるべき事項には、首相の行為も含まれるべきと思います。

投稿: ある経営コンサルタント | 2011年3月25日 (金) 11時47分

福島第1が津波に襲われてから、水素爆発して飛行禁止になるまで、マスコミは福島第1の空撮画像を全然放映していなかったように思います。

中越地震の時、柏崎刈羽原発の変電所が煙り噴いただけで、テレビ各社は真上から鮮明な画像をガンガン送り続けていたのに。東電社員が消火しようとして断念して逃げていった画像もしっかり写っていたように記憶しています。
結局、中越地震で大騒ぎになったのを教訓に、国交省ヘリが飛んだ後、マスコミのヘリは勝手に自主規制したか、政府が内々に放映自粛を願ったか。
空撮写真が出回りだしたのは、海外の衛星写真が出回り始めてからだと思います。
マスコミもかなり情報を制御している(されてる)んだろうな、と思うと恐ろしい限りです。

投稿: jekyll | 2011年3月30日 (水) 21時46分

jekyll さん

コメントありがとうございます。確かに、そうですね、中越地震の時は、柏崎刈羽原発から黒煙がのぼっているのを、ヘリコプターから撮影して、TVで流していましたね。

ところが、今回は、マスコミが福島原発を撮影した映像は、翌日以後のように思います。また、海側からの映像を見かけなかったので、屋外の設備のダメージが、私も、この国交省の動画で初めて知りました。そして、未だに女川原発や東海2号原発の映像をマスコミは出していないように思います。

他には、東京電力鹿島火力、常陸那珂火力が、首都圏への電源として気になるが、これらの映像や実態をマスコミが、ほとんど報じていないと思います。

投稿: ある経営コンサルタント | 2011年3月31日 (木) 11時52分

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