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2011年4月 5日 (火)

停電時の燃料電池(および夏の停電参考予想)

家庭用の太陽光発電については、1500W以下は使用可能であると3月16日に太陽光発電は、計画停電に有効かで書いたのですが、エネファームのような家庭用燃料電池は、どうであるかも触れておく必要があると思いました。

1) 家庭用燃料電池の停電時対応

答えは、極めて簡単で「使用できません」が正解です。この家庭用燃料電池(エネファーム)設置・導入 Q&Aを見てください。

停電あるいは断水、どちらか一方が生じると運転できません。停電の場合の一つの理由は、燃料電池が、制御他に電気を利用しているはず。それ故、停電時に運転できないと思います。もう一つ、燃料電池として安定して安全に作動させておく必要があり、そのためには、ある一定量の電気を発生する必要がある。電力会社の電線とつながっていれば、電力会社との電気のやりとりで、安定的に燃料電池を運転することができるが、停電とは、どこかで電気回路が切れた状態であり、安定運転ができない場合には、運転しないことが望ましい。

断水については、余談になるかも知れないが、家庭用燃料電池が、都市ガス等に含まれている水素を使っての燃料電池である。都市ガスはメタンガス主体の炭化水素であり、炭素も含まれている。水素を取り出す反応が発熱反応であり、この熱で温水を作り出すようにしている。温水は、暖める相手の水が存在して、温水を作れるのであり、断水では温水が作れない。

実際には、停電あるいは断水時には、安全装置が働いて、家庭用燃料電池は動かないと思います。無理して働かせると、危険です。メーカが、自らのQ&Aで、使用できないと言っているので、動こくことを期待するのが無理と考えます。

燃料電池には、ガス、電気、水道が必要である。ハイテク機器だから当然のこと。災害に強いのは、ローテクの薪炭。さらに火打ち石でもあれば、完璧なのでしょうか。

2) 東京電力停電予想

私は、梅雨明けまで、停電はないと思います。3月22日の東京電力需給見通しの予想で、4月の中旬には5,000MWは回復し、40,000MWの供給力になるのではないかと書いたのですが、見事に外れました。4月4日の東京電力プレスリリースは、4月5日の供給力を40,000MWの予定と発表しました。私の予想自身、無責任予想とは言ったものの、多少はコンサバにした面はあるが、やはり以外と早かったと思います。私は、40,000MWにするには、広野火力、常陸那珂火力は無理なるも、鹿島火力2、3、5、6号機のどれかは復旧する必要があると思っていましたから。

いずれにせよ、停電がないのはよいことで、停電でなければ燃料電池も発電できます。太陽光からの余剰電力も供給される。そして、安全面の機器、設備が稼働するので、安心できます。

なお、3月27日以降の東京電力の需要の1日の推移グラフを書いてみました。(4月2日のデータは取れていません。)

Tepco20113i

3月27日以降で計画停電があったのは、3月28日の9:20頃~13:00頃まで第2グループ約155万軒のみであった。グラフで赤線の部分です。4月4日を黒線で表示したのですが、いずれにせよ40,000MWあれば、大丈夫と予想できる。

今後については、3月22日にも掲げた下の2010年の最大電力のグラフを参照下さい。7月になるまでは、減少傾向なので、よほどのことがない限り計画停電にはならないと予想します。夏については、気温と取り組み方次第だと思います。余り、計画停電と騒がないで、理性的に取り組むべきと思います。東京電力が騒いでいるのか、あるいは政府か、政治家か、しっぽを掴めていませんが。

そう言えば、下のグラフで原子力は最大を記録した2010年7月で10,702MWでした。全体が59,988MWであったので、17.8%でした。別の観点では、柏崎刈羽原子力発電所が8,212MWなので、他の火力発電所が稼働できれば、それほど大きな電力供給力不足になるとは思えません。大変だと騒ぐ人達は、数字を示してくれないので、困った人達ですが、皆で苦労をして工夫をすれば、それほど大変ではないと私には思えます。

Tepco20113b

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