暗黒の世界の周辺逮捕(ネステージ)
ネステージの会長、代取他及び不動産検定事務所の鑑定士を含め合計7名が逮捕されたとのニュースについてです。
日経 7月13日 水増し増資容疑でゲームソフト販社元会長ら逮捕
時事ドットコム 7月14日 元ゲーム会社会長ら7人逮捕=「かんぽの宿」過大評価の疑い-水増し増資・大阪府警
暗黒の世界については、大阪府警が本年2月に家宅捜査をした直後に書いた、このかんぽの宿層雲峡から、暗黒の世界をのぞき見た?を読んでみて下さい。
3億4千万円で購入した不動産に13億円の鑑定書を付けて、13億円を現物出資して、上場会社ネステージの株式13億円相当を手に入れたのですから、これを許せば、この世は闇夜みたいになるのではと思ってしまいます。
なお、2月に書いたブログで、日本郵政が売却した時の層雲峡かんぽの宿の売却額166,765千円と米沢かんぽの宿の売却額56,000千円の根拠とした会計検査院のリンク先が切れていますが、現在その会計検査院資料はこの資料の別表2-1(270ページ~273ペ-ジ)の物件番号337番と347番です。当時の鑑定では、161,000千円と47,200千円でした。
昼にTVのこの事件のニュースで、かんぽの宿層雲峡が映っており、大穴が見れた。大穴の犯人は、ネステージではなく、別にいるのです。その判断の理由も、2月のブログに書きました。そして、犯人としては、大江戸温泉物語という名前も浮かび上がることも。こちらの方は、どうなるのでしょうか?酷いことをしたと思います。しかし、倫理的な問題だけで終わるのでしょうか?不動産を購入した後に、目的はどうあれ、自分の所有物を自分自身で毀損しただけですから、民事は関係ない。あるとすれば、そんな行為は、意図的に固定資産税逃れをしているとして、固定資産税は無関係に徴収したかどうかだけかも知れない。そして、現物出資で超高値評価がなされた時に、固定資産税は、それ相当に上げたのだろうか?
かんぽの宿層雲峡は、2002年6月に身障者にも配慮した宿泊施設として完成したが、4年経たない2006年3月には閉鎖となった。そして2006年11月に売却され、大穴が空けられ、マネーゲームの材料として活用された。(関係者は儲けに失敗したと思うが)
2月に書いたことがある変な事件として記憶に残っていたので、あらためて、雑感を書いてみました。
| 固定リンク
コメント