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2011年9月12日 (月)

9.11から10年、3.11から6月経過

9.11から10年を、3.11から6月を経過し、色々な思いが浮かんできます。

1) 東日本大震災

東日本大震災と津波は、自然現象であるが、全てを天災だとすると、行き過ぎであると思う。なにがしか、災害規模を小さくできた対策は、あったはずと思うし、高い防潮堤があることにより避難が遅れたようなこともあったはず。復旧にしても、反省すべき点、将来のために教訓として残しておくべきこともあると思う。濃淡の差はあれ、天災、人災、不可抗力が混じり合っているように思うし、将来のために、分析し、記録を残すことは重要と思う。

2) 9.11

9.11は、テロであった。事件直後は、米国人にとっては、自国が攻撃されたのであり、安全確保のためには、攻撃が続かないように、相手の武力を殲滅せねばならないとの行動になる。その結果、アフガンに攻め入った。1年半後に、米国はイラクに攻め入ったが、9.11があったからイラク戦争があったと思う。一方、別の見方をすれば、10年を経過したのではなく、10年も戦争を継続しており、且つ、その終戦の見通しも立っていないとなる。

では、一体、何のために、米国は戦争を始めたのかになる。

NY TimesにパキスタンのAHMED RASHIDさんというジャーナリストの投稿記事”And Hate Begat Hate”(ここにあります。)が掲載されていた。「憎しみは憎しみを生んだ。」との意味であり、Begatは、Beget(生む)の過去形であり、男の場合に使うようです。女の場合は、Bearを使う。投稿記事は、英語であり、結構長文ですが、パキスタンの人からすれば、そうなのだと実感が感じられる。

アルカイダは、ごく少数の一派であり、アルカイダを攻撃するために、大部隊で世界最強の軍隊が航空機やミサイルを使い攻め込む。そして、国境を接するパキスタンも無関係ではなくなる。パキスタンにとっては、1980年代にソ連によるアフガン侵攻も、2000年代の米軍の攻撃も、変わりはあまりない。パキスタンの状況は、良くなっているのか、悪くなっているのか、分からない。

オサマ・ビンラディンを米国は殺したが、やはり、裁判で裁くのが、本当のやり方であると思う。戦争で解決しない性質の出来事について、戦争で武力で立ち向かうことの愚かさがあるように思う。それからすると、イラク戦争の際、日本では好戦的な首相や外務大臣が、日本も戦争を支援すべきと当時言っていたように思う。

3) 日本はテロにどう対処するか

過去には、オーム真理教サリン事件があったが、これから先はどうなのだろうか。何とも言えないが、原発事故と同じで、無いとは言い切れず、あるかも知れない。しかし、リスクを小さくする努力は可能であるはず。一つは、警備の強化であり、例えば、万一テロに狙われたら恐ろしい原発については、対策を十分にすること。

テロリストは、国内とは限らず、外国から来ることもある。その場合、貧困国、破綻国家の中で更にそのうちでも恵まれない人がテロリストになる場合が、多いのではないかと思う。それからすると、貧困国・途上国支援の中でも、貧困対策や医療支援に関する援助は、我が国の安全保障の面でも、重要と思う。防衛費を削ってでも、その意味は大きいと思う。

今年の7月22日にノルウェイで、32歳の男が、政府庁舎を爆破し、さらにオスロ近郊の小島で銃乱射し多数の人を殺したテロ事件があった。9.11と異なるのは、ノルウェイ人によるテロであり、外国人排除の国粋主義。共通点は、一般の人を多数殺すテロである。ノルウェイは、この事件とテロ・犯罪・犯罪者にどう立ち向かうのだろうか。ノルウェイが外国人移民受け入れ政策を変更することはないと思う。しかし、この事件に限り死刑復活もない。ノルウェイとしての民主主義と国民の幸福の地道な追求しかないと思うのである。

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