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2011年12月17日 (土)

原発緊急作業員の被ばく限度250ミリシーベルトの特例廃止

原発緊急作業員の被ばく限度の特例が、やっと廃止された。

2011年12月16日 厚生労働省 報道発表 東電福島第一原発緊急作業員の被ばく限度250ミリシーベルトの特例廃止

特例廃止は、12月16日の厚生労働省告示第453号及び経済産業省告示第235号でなされ、官報発表がなされ、同日施行である。

250mSVは、年間の被曝量であり、緊急時の対応ではあるが、相当に高い被曝量であった。実は、3月15日の告示は、次の告示8条の100mSV/年を250mSV/年に変更したのであり、特例中の特例であった。従い、今回の特例廃止においても、従来からある特例が適用されるなら100mSV/年であり、特例の適用がないなら、厚生労働省の発表のように電離放射線障害防止規則が適用され、「50mSV/年かつ100mSV/5年」となる。

実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則
(緊急作業に係る放射線業務従事者の線量限度)
第八条 実用炉規則第九条第二項及び貯蔵規則第三十条第二項の経済産業大臣の定める線量限度は、実効線量について百ミリシーベルト、眼の水晶体の等価線量について三百ミリシーベルト及び皮膚の等価線量について一シーベルトとする。

原発緊急作業員の被ばく限度250mSV/年は、冷温停止宣言がなされたので、廃止された。冷温停止宣言は、どこかのタイミングで出さざるを得ず、政治的な色合いも濃いと考えるが、原発緊急作業員の働く環境を従来より安全なレベルにしたことは、評価できる。

作業員の被曝や安全を確保して、事故の収束を図ることは重要と考える。このことは、除染作業にもあてはまるのであり、除染やその関連作業をする人々に限度を超える被曝があってはならない。なお、除染とは、放射性物質を無くすることではなく、単純に移動させるだけであり、除染後も放射性物質は残る。今後の一つの課題は、除染に伴って出てくる放射性物質を含んだ破棄物の処理についての方法樹立と考える。例えば、安全な焼却による高濃度化、そしてそれを安全に処分することについての場所と方法に関するコンセンサスの確立。各都道府県内の国有林に一定限度までの放射性物質濃度までは、一定の深度に、特定のコンテナ等へ梱包や固形化等の定められた方法による埋め立て処分等が考えられるのではと思う。

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