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2012年2月 8日 (水)

普天間と辺野古と岩国

またNHKのニュースで、よくわからない報道があった。

NHK 2月7日 米 岩国への海兵隊移転を打診

普天間基地の米海兵隊が、アメリカ軍岩国基地に移転すると言っているが、それは、既に日米政府が合意済みである。従来の合意と、何が変わったのかと思う。ところで、従来の合意とは、この2005年5月1日の再編実施のための日米のロードマップです。ここに様々ことが書いてあり、この内容と、今回、どこがどう変わるのかが、重要なことのはず。ところが、報道では、よくわからない。

2005年5月1日の日米ロードマップに「4.厚木飛行場から岩国飛行場への空母艦載機の移駐」という項目があり、「KC-130飛行隊は、司令部、整備支援施設及び家族支援施設とともに、岩国飛行場を拠点とする。」と書いてある。ところで、このKC-130飛行隊は、どこから岩国に移転するのかと言うと、普天間である。何故、普天間と断言できるかは、普天間の米海兵隊移転に関してのこの2009年2月17日付日米協定に書いてあるからです。2ページ目に「ロードマップにおいて、合衆国海兵隊CH-53Dヘリコプターは第三海兵機動展開部隊の要員が沖縄からグアムに移転する際に海兵隊岩国飛行場からグアムに移転し、KC-130飛行隊はその司令部、整備のための施設及び家族のための施設と共に海兵隊岩国飛行場を本拠とし・・・」と明確に書いてある。これと、NHK報道との差は何なのか、説明がなければ理解不可能である。

様々な書類を読んでいくと、普天間基地には誰もいなくなる。辺野古の必要性は、訳がわからない。あえて言うなら、合意した文書に書いてあるからと言うだけである。それでは、地元に反対運動が起こっても、何も不思議はない。

現状だと、政府は、沖縄の人達を軽んじているのみならず、日本国民全員を軽んじていると思う。問題の本質は、米軍の日本国における施設及び区域の使用は、日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与する目的で許されると日米安保条約第6条にある。対等な関係であり、日本に駐留する米軍の規模は、米国が一方的に決定できるとは思わない。米国の都合で縮小する場合もあるであろうし、日本が、過剰と考えて縮小を要求する場合もあるはず。万一、合意に達しなければ、第10条の通告をすれば、1年後に条約は終了する。それが、良い状態かどうかは別にして、そのようなことも考慮して交渉すべきというのが、本当の姿だと思う。

本質は、米国とそこまでの外交交渉をしているのかとの点と、日本国民に米国駐留の必要性について説明し、合意を得られているのかである。少なくとも、沖縄の人からは、どうなのと思ってしまう。そして、岩国の人にも、説明して了解を得られているのねである。実は、自民党時代は、多数を得ているからと、触れずに来た。民主党になって少しは変わるかと思ったが、独裁色が増加したように思う。

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