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2012年6月18日 (月)

ギリシャ議会選挙結果はギリシャのユーロ残留

ギリシャの総選挙が17日行われ、ギリシャの政府緊縮財政を継続し、ユーロ圏に残留となることが確実になったとニュースがあった。

日経 6月18日 ギリシャ、緊縮派が過半数 議会再選挙

日経 6月18日 ギリシャ大統領、緊縮派第1党に組閣要請

あえて言えば、ギリシャの人々は、最悪のシナリオを回避しようとしたのではと思う。もし、ユーロを離脱したなら、ギリシャ政府の債務は不履行(デフォルト)が避けられなかったはずと思う。その場合、政府が新規国債を発行しても買い手がなくなり、銀行等金融機関も貸し出しをしない。税収は落ち込むだけで、政府は公務員の給料の支払いさせおぼつかなくなる訳で、公共工事は勿論、年金・医療も投げ出さざるを得ない。唯一の手段は、自国通貨の自国中央銀行による大量発行となる。

ユーロを維持すると、緊縮財政をとらねばならないが、ドイツ他ユーロ諸国からの支援を得て何とか資金繰りを付けることしか、解決策は普通に考えればない。それでも、すごいのである。Bloombergの10年国債利回りを見ると、本日現在のギリシャ国債利回りは年率26.015%(ここ)。それに対して、ドイツ国債は年率1.393%(ここ)。同じ、ユーロなのにです。

いやはや、そんな利率の国債を発行しても、将来の利払いが大変なだけ。なにしろ、日本で、かつて問題視されたサラ金グレー金利より高いのだから。

しかし、ユーロを離脱したら、もっと恐ろしい状態になるでしょうね。「国は破産しない。」との言葉があるが、その通りである。しかし、政府は破産するのであり、破産した政府の国の人々は悲惨である。無政府状態になったと想像すればよい。税金を払わなくてもすむが、自分の身は、自分で守るしかない。ごく身近な人々しか信じられない。社会も生活圏も非常に狭い。物資は、常に不足し、食料も不足する。若くして、多くの人が死んでいく。勿論、ギリシャがユーロを離脱しても、そのようになるわけではない。無政府状態に直ちになったりはしない。しかし、政府財政が、底をついて、手段がほとんどなくなる。そのために、超高金利国債を発行し、ユーロでなく自国通貨に戻し、中央銀行で通貨を発行する。しかし、ハイパーインフレと輸入物資の不足になる。結局は、ユーロ圏残留の方が、まだましだと思える。

日本が、直ちにそのようになるわけではないが、そうなる可能性はあると思う。日本の将来のシナリオをよく考えないいけない。過去の延長線ではないと確信する。

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