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2012年9月16日 (日)

大臣の人間性

枝野幸男大臣の人間性は、おかしいと思います。ただちに影響はないと述べるなど、これまでも変な発言や管理能力の欠陥があり、悪い政治家であると思っていた。

日経 9月15日 原発ゼロにほころび 経産相、大間建設継続を容認

前日9月14日の閣議決定「革新的エネルギー・環境戦略」の内容と異なっていると考える。この冒頭の「はじめに」の部分で、抜本的に考え直すことを提唱している。時間をかけてでも、エネルギー政策を原点に戻ってでも、国民の間で議論をして再度作り直そうという考えと理解する。

国民の間の議論もなく、大臣が”Go”や”Stop”を決めるのは、間違いである。現在運転中の原発は、全50基46,035MWのうち大飯3・4号機の2,360MWのみである。95%が停止していている。原発について国民的な議論をすべく政府は「討論型世論調査」をし、2030年時点の原子力発電依存度で「ゼロ」を支持する割合が46.7%と最も多かったとのことである。2030年でゼロにできるか、そう簡単ではないと思うのが、少なくとも福島第一原発の4基を除いて50基ある原発に新規原発を追加することには、大いなる矛盾を感じる。(福島第一原発の4基を含む54基の日本の原発はこのブログの一番下の表に古い順から表にしてあります。)

島根3号機(1,373MW)と大間1号機(1,383MW)は完成間近と言っても、まだ核燃料は装荷されていない。核燃料を装荷し、運転を始めたなら、二度と戻れない状態になる。核燃料廃棄物と高濃度の物を含め放射性廃棄物が作られてしまうからである。但し、島根3号機と大間1号機の他の原発より優れている点があるとするなら、新しいABWRであり、安全性が高いと考えられることである。しかし、大間1号原発はプルトニウムを含むMOX燃料を全量使用予定であり、安全性については、情報を全て開示の上、専門家による公開討論会や評価報告書が公表されて国民が判断するプロセスを踏むべきであり、枝野幸男が判断することではない。

記事には「経産相は大間原発を稼働させるか否かの判断を原子力規制委員会の判断に委ねる意向だ。」との文章がある。しかし、これはおかしい。原子力規制委員会は、規則を作るのであり、規則に従っていれば、従っていると判定する委員会である。原発を全部で何基にするかについては、判断をしてはいけないのである。場合によっては、危険であるとして全てを不合格にすることもあるし、その逆もある。政策による判断をしてはならないのである。

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