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2013年8月13日 (火)

集団的自衛権を考える

集団的自衛権とは、何であろうか?8月15日を間近にして思う。

次は、ウィリアム・H. マクニール著、増田 義郎/佐々木 昭夫訳の「世界史」下巻にある第一次大戦に関する出だしの部分である。

 

Aworldhistorywmcneill

戦争とは望んでいなくても起こり、それに自分の国が参加することになりうるのである。

集団的自衛権とは、直接に攻撃を受けていなくても、共同して武力攻撃に参加することであるとするなら、望まぬ戦争に入っていく可能性が高くなるように思う。もっとも集団的自衛権を有していないと宣言しても、戦争に巻き込まれる可能性もないとは言えないが。

Wikiで集団的自衛権を引くと、国連憲章51条の規定のようにあるが、これには私は異論を唱える。次が国連憲章51条であるが、collective self-defenceとは単独の国家による防衛ではなく複数の国家による防衛ではあるが、ある国が攻撃を受ければ他の国が無条件に防衛に参加するとは読めない。

国を守るための決断をするのは国民である。政府を転覆させる権利さえ国民にある。8月15日とは、戦争に関して様々なことを考えて良い日なのだと思う。

 

Article 51

Nothing in the present Charter shall impair the inherent right of individual or collective self-defence if an armed attack occurs against a Member of the United Nations, until the Security Council has taken measures necessary to maintain international peace and security. Measures taken by Members in the exercise of this right of self-defence shall be immediately reported to the Security Council and shall not in any way affect the authority and responsibility of the Security Council under the present Charter to take at any time such action as it deems necessary in order to maintain or restore international peace and security.

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コメント

 第一次大戦当時の世界と、今日のグローバルになった世界とでは、その置かれた状況が違う、と思われます。
 例えば、尖閣諸島を巡る軋轢ですが、日中ともに、政治的対応は、表面的には、可也の紛争には観えますが、実際の海域に於いては、双方とも、海上警察当局の発動に止まり、軍事衝突には至っていません。 日本側の海上保安庁巡視船の抑制的行動には、中国側も自制を保つ他は無いように観えます。 
 これは、当たり前のことで、日中は、最早、戦争等は出来ない関係なのです。 経済的に、双方とも、無くてはならない関係になっているからです。 米国も同様です。 チャイメリカ、とまで呼称される関係なのですから。 
 その中で、安倍首相のように復古主義的政治観を、現実にするべく行動すれば、現在の世界では、至るところに敵を作る結果になるでしょう。 中国のみならず、韓国等と敵対すれば、これ等諸国との友好関係にある米国のみならず、その他周辺諸国と世界とも敵対する結果になることは必定である、と思われます。 
 集団的自衛権は、冷戦時の産物です。 日米の同盟関係も、新たな世界にあって新しい発想が必要になっているのでしょう。 同盟関係にあるからと云って、米国が無限定に日本に味方して中国とことを構える、と思うのはお粗末過ぎる御馬鹿さんです。 

投稿: とら猫イーチ | 2013年8月14日 (水) 21時15分

とら猫イーチ さん

コメントをありがとうございます。

悲観的になる必要はないが、楽観的すぎてもだめだなと思います。敵ばかり作ったり、敵対ばかりしているのは、賢いことではないですよね。

投稿: ある経営コンサルタント | 2013年8月15日 (木) 00時45分

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