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2013年11月17日 (日)

年賀はがきの自爆営業とは何なのだ!

朝日新聞が、驚くような記事を掲載していた。

朝日 11月17日 年賀はがき「自爆営業」 局員、ノルマ1万枚さばけず

日本郵便の非正規社員が、年賀はがきの販売を強要され、自らは販売できないので、金券ショップに持ち込んでいるとの報道である。

その社員ははがき等の販売担当ではなく、労働契約には、年賀はがきの販売は含まれていないと思う。郵便局で勤務するのではなく、外交員のように年賀はがきのセールスをする仕事で雇用されていたとしても、労働基準法16条の「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。」に違反するのであり、不法行為であることは明らかである。政府並びに労働基準監督署は、実態を直ちに調査し、国民に報告すべきと考える。

非正規社員という弱い立場につけ込み、年賀状を一人につき1万枚(これ50万円です。)の販売を強要する。本当に恐ろしいことだと思う。郵政民営化とは、組合つぶしが目的ではなかったかも知れないが、それは視野には入っており、郵政民営化で達成できたと、心の中では満足している人が何人かはいるのだろうと思う。

日本郵便だけの話ではないが、労働組合があまりにも弱体化しすぎた。非正規と呼ばれる低賃金の雇用期間の短い時給制の労働契約が増加し、給与格差・収入格差が拡大した。労働組合運動とは、自分の労働対価の追求をするにしても、全体の労働者全体の労働対価を上げることで実現する発想であったはず。しかし、現実には、自社に非正規雇用や外部委託の低賃金労働が入ってきても、かえってそれは組合員の賃金を守るには正しいとの考え方さえ持つ人が生まれた。もっとも、それ依然として、組合が信頼されていないとも言える。しかし、組合を作れるのは、組合員たる労働者である。

アベノミクス第3の矢は、労働市場の活性化を重視すべきと考える。そして、日本が経済成長を失ったのは、他ならない労働力・日本人の付加価値付与能力の停滞あるいは低下であると考える。思い切って、最低賃金を2千円位にすればどうだろうか?おそらく、ゾンビ企業の多くが倒産する。一方で、2千円を支払える市場を探して、産業は活性化することが期待できる。

極端すぎるだろうか?しかし、販売の担当でもないにも拘わらず、販売を押しつけ、強要するような企業は倒産をさせるべきはず。日本郵政(日本郵便の親会社)は、資本金3兆5千億円のすべてを政府が保有する会社である。倒産させても、意味はない。西室泰三他幹部の辞任と今まで日本郵政から受領した報酬の全額を返納し、信頼しうる経営能力がある経営者を選任すべきと考える。

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コメント

>アベノミクス第3の矢は、労働市場の活性化を重視すべきと考える。

 確かに、御指摘のとおりですが、現実は、そうならないでしょう、残念ながら。
 労働生産性の比較劣位が先か、経済成長の鈍化が先か、は別にしまして、「日本の国民1人当たりGDPは、1990年代初めにピークを迎え、OECD加盟国中第6位、主要先進7カ国でみると米国に次ぐ水準であった。しかし、その後の長期にわたる経済的停滞によって徐々に他国の後塵を拝するようになり、近年では1980年前後とほぼ同じ程度の順位となっている。」と云うのが現実です。
http://www.jpc-net.jp/annual_trend/annual_trend2012_2.pdf
労働生産性の国際比較 公益財団法人 日本生産性本部

 また、将来は、とても明るいとは云えず、少子高齢化と人口激減が齎す経済の実相は、経済界自体の研究でも「甚大な影響」があるものであるようです。
http://www.21ppi.org/pdf/thesis/120416.pdf
グローバルJAPAN - 2050 年 シミュレーションと総合戦略 -
一般社団法人 日本経済団体連合会 21 世紀政策研究所 グローバルJAPAN特別委員会 2012 年4 月16 日

 更に、アベノミクスとは、財政ファイナンスを糊塗する政権の煙幕でしか無い、と云うのが私自身の実感です。 悪くすると、昭和20年代初頭の悪性インフレ経済の再来になるのではないか、と当時は、幼児でしたが、見事に何も無かった時代を思い出す今日この頃です。

投稿: とら猫イーチ | 2013年11月18日 (月) 20時10分

とら猫イーチ さん コメントをありがとうございます。

ご指摘の通りです。残念ながら、現実は、そうならない可能性がずいぶん大きいですね。

しかし、そのような暗いことで、良いのだろうかと思うのです。リンクを頂いた「労働生産性の国際比較」を読んでも、明るい材料がないのです。

日本人同士が日本の中で足の引っ張りあいっこをしている気がします。付加価値を増加するのに勢力を傾けるべきが、そうではなく相手を踏みつけて、極めて近視眼的な世界でしか生きていない人が多いように感じます。

そんな気持ちもあって、つい書いてしまったブログ記事です。でも、やはり私は希望を持ち続け、尽力し続けたい。

投稿: ある経営コンサルタント | 2013年11月18日 (月) 21時23分

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