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2014年1月22日 (水)

東京都知事選

東京都知事選が23日に告示となる。2月9日に投票・開票である。1月14日の原発問題は真摯な取り組みを望むで書いたが、記者会見で原発が都知事立候補の理由だと語る候補予定者がおり、変な都知事選で、こんな候補が当選したら、無茶苦茶だなと思う。

脱原発の方向性には、ほとんどの人が、賛成すると思う。しかし、直ちにそうすべきか、どのようなプロセスを経てそうすべきかについては、様々な意見があると思う。直ちに原発を廃炉にするとしても、そのための国民の負担は、どうなるのか、実はそんな議論は全く行われていない。直ちに廃炉とした場合に、使用済み核燃料や高レベル放射性物質の廃棄は、どのようにするのか、誰も手を着けてない。しばらく、原発の敷地に保管しておけばよいと言うなら、原発を運転することとリスクは同じではないかと思う。あるいは、もし、原発を運転しているから(するから)、その電力会社は放射線管理に多額の費用を要しても、安全なように管理するメカニズムが働いているとするなら、恐ろしい逆説の世界がとなる。原発の管理体制や、そのための費用を捻出する仕組みを構築する必要がある。

フィンランドが2020年の操業開始を目指して放射性物質の処分場を建設中である。(参考:このフィンランド大使館のWeb)フィンランドのOnkaloで処分に係わる仕事をしているのがPosivaであるが、そのPosivaのこのWebには、使用済み核燃料がウラニウム鉱石レベルの放射性物質になるには25万年を要するとの記載がある。ウラニウム鉱石レベルと言っても、福島の放射性廃棄物より高レベルのはずだし、半減期はずっと長い。

まして、日本は、プルトニウムを取り出す核燃料サイクルを推進してきたのであり、身動きが取れない状態である。原爆の材料となるプルトニウムをどうするのか、難しすぎるのである。テロリストに渡らないようにするには、どうするのか、大変である。

原発が都知事選の最大の争点であると報道するマスコミもあるが、狂ったきちがい記者なのかなと思う。東京都が抱える問題とは何であるのか、それをどう解決すべきかが、争点でないとおかしいはずである。マスコミの呼びかけでなくとも必ずしも良いのであるが、候補者の討論会を開催して候補者間で、様々な問題を討論させるのが良いと思う。そうしないと、候補者が勝手なことを一方的に宣伝して誤解が広まる恐れがあるし、本当にその主張が正しいのか、ある程度は検証されると期待するのであり、多くの人に参考になると考える。

でも、冒頭に書いた候補者は、私は嫌だな。なんと言っても、彼が首相の時に、国民の政治参加を遠のけ、政治家の間の権力闘争を激しくする小選挙区制の法案を通したのだから。

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