1955年(昭和30年)からのGDPをふりかえる
日本経済の今後の動向については、不透明な要素が多く、よく分からない状態です。いっそのこと、戦後の高度成長期に入った頃からの日本のGDPの推移をチャートで見て考えるのも一考であると考え、チャートを作成しました。(2012年度換算値を内閣府の国民経済計算から換算)
1955年からのチャートとしたが、物価水準が当然異なる。そこで、2012年度の名目GDP472.6兆円に過去の実質GDPを換算する方法で、過去のGDPを2012年度の換算値とした。
名目GDPで過去最高値は、1997年度の523.2兆円であった。この2012年度換算値は521.0兆円である。ちなみに、2013年度は未だ年度末が到来していないので、速報値もないが、2013年暦年の名目GDPは473.8兆円であり、1997年度のGDPを9.06%下回っている。
1997年頃を境に日本経済は、チャートからは、様子が変わったように見受けられる。このチャートだけでは、その原因も対処方法も解明することはできない。日本経済の体質が1997年頃を境に変化し、対処方法を変えなくてはならないところを、旧態依然とした対処方法を継続しているが故に、長期低迷に入っている可能性もある。
私もよく考えてみることとします。
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