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2014年11月17日 (月)

アベノミクスの評価は悪くならざるを得ない

GDP速報値が17日に内閣府から発表され、アベノミクスの悪い評価が始まっています。

日経 11月17日 GDP年率1.6%減 7~9月、消費回復に遅れ

1) 実質GDP

上の日経記事が述べている「実質季節調整系列」とは名目値をGDPデフレーターで調整し、且つ季節変動調整も実施したGDPの数値ですが、これを2005年第1四半期から10年近いスパンでの推移をグラフ化したのが次です。(なお、単位は2005暦年連鎖価格です。)

Gdp201411a

安倍内閣が発足したのは2012年12月27日でした。そこで安倍内閣以降は上のチャートで線の色を青から茶にしました。アベノミクス評価はどうでしょうか?実質GDPは発足時と比較して微増であり、これで消費税を先送りしたならば(現にそうしそうですが)、合格点を出せないと私は思っております。

2) 実質賃金

アベノミクスで株価が上がろうが多くの人には関係ないし、また株を持っている人で笑顔になっておられる方も、売却していない限り、売却しても他の株式に乗り換えた方も、下がるリスクはある訳で、株価が上がっても生活は楽にはならない。やはり賃金が上がってこそ、喜んでいられるし、賃金が経済政策の本当の評価に値するスケールであると考えます。厚生労働省は毎月勤労統計調査(最近の発表はここ)があり、これをベースに考えてみたいと思います。

少し長期間の概要を見るために1990年以後の毎年の実質賃金のチャートを書きました。

Wage201411a

実質賃金で見ると、アベノミクスで下がっているように思えます。なお、1990年前半頃は5人から30人未満の事業所での賃金を含めた方が高いように思えてしまいますが、2010年を100とした相対的な指数表示なので、1990年を100としてチャートを書くと姿が異なります。次のように。

Wage201411b

なお、実質賃金とは名目賃金に各月の消費者物価指数の調整を行って計算した結果です。では、阿部政権発足からの毎月の実質賃金指数を見てみます。次の通りです。

Wage201411c

2012年の毎月額の平均を100としており、6・7月と12月はボーナスがあるので、単純なチャートにはならないのですが、アベノミクスで増えていないよね~と思います。安倍政権以前からの実質賃金と比較し、ボーナスを含めるために4月-9月の年度前半と10月-3月の年度後半の半期毎の実質賃金指数を2008年度からチャートにしました。

Wage201411d

どうでしょうか?このチャートを作成して、私の結論では、アベノミクスは見事に失敗であるとなりました。景気対策と言ってゼネコンに金をばらまいても生活なんか良くならない。金余り現象は、バブルを引き起こす可能性があり、賃金が下がって、資産価格が高騰するのは庶民にとって最悪です。国を滅ぼす恐れあり。

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