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2015年3月25日 (水)

朝日新聞の問題ある記事表題

福島第一原発の事故当時の吉田所長の調書に関する記事は、関心を引くことを目的として不適切な表題とした問題ある朝日新聞と思っているが、3月24日の「(国策の果て 岐路の原発:1)信じた発展、福島の悲しみ」と題したこの記事もタイトルが酷いと思う。

原発事故から4年を経過するにも拘わらず、原発に近い地域に住んでおられた方々は、今も大変であり哀しいことであると報道が伝えることは、重要なことと考える。

しかし、わざわざ「国策の果て」という修飾語を表題の冒頭に持ってくる感覚に朝日新聞の人達の自分たちの新聞が売れ、自分たちに金が入ればよいとするような浅はかな知能にあきれかえるのである。

原発の推進政策は間違っていると述べるなら、それで悪くない。こんな悲惨な状況を生み出すリスクを考えるなら原発は廃止すべきであると、その論を新聞に述べればよい。どう考えたって、この記事の「国策の果て」の前には「間違った」と言う修飾語が入る。何が間違っていたのか、その反省すべき点とそれを踏まえた今後に向けての政策を論じるべきである。さもなければ、「国策の果て」は単にお涙ちょうだいの意味で書いた浅はかな記事である。

もう一点は、国策なる言葉であり、日本国の政策である(この場合はエネルギー政策)。国の政策は、国民が作るのである。国民不在で時の権力者が自分の都合や利益のために作った政策を国策と言えるか疑問に思う。マスコミだって政策作りに影響を及ぼしている。一方、朝日の記事の文章から引用すると「福島県知事の佐藤善一郎は双葉郡への原発誘致を表明」とある。福島県民の意見や意志はどうであったのだろうか。国策という言葉を朝日は軽々しく使っているが、国の政策とは、竹を割ったような単純なものではない。今現在の日本の原子力政策についても、様々な意見があり、私は一本に纏まってはいないと考えている。政府の政策イコール国策ではないし、まして安倍総理が述べる原発に関する方針は、単なる総理談話であり国策ではない。

政治家やマスコミの言葉には嘘が多いと思うが、こと国策なんて言葉を使っている時は、本当に大嘘をついている時である。

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