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2015年4月 7日 (火)

誰もが持つ人の権利

誰もが持つ人の権利を考えました。次の記事が朝日新聞4月6日夕刊1面にあったのです。

朝日 4月6日 声なき詩、命の証し 脳性まひの20歳、1200編

記事は20歳の東京都に住む脳性まひの女性が心を動かす詩を書いていることを伝えています。

この記事を読んで、思ったことが出生前診断です。日経の2014年6月27日の記事「新出生前診断 染色体異常、確定者の97%が中絶 」によれば、診断結果で異常がある可能性を知ると人工妊娠中絶をしている人は多いと報道している。

法律上は、どうなっているかと言うと、次の母体保護法2条2項と14条1項です。

第2条2項 この法律で人工妊娠中絶とは、胎児が、母体外において、生命を保続することのできない時期に、人工的に、胎児及びその附属物を母体外に排出することをいう。

第14条1項 都道府県の区域を単位として設立された公益社団法人たる医師会の指定する医師(以下「指定医師」という。)は、次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。
 妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの
 暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの

胎児が母体外において、生命を保持できない時期とは、指定医師(産科医)が個々の事例について判断され、通常は妊娠22週未満です。妊娠の週数は起算が最終月経開始日なので、受精からカウントするとほぼ20週です。胎児発育曲線から想定すると、22週頃には体重は500グラム近くに育っているのが標準です。こんな比較は、叱られそうですが、猫の誕生時の体重は平均100gだそうで、妊娠22週でも既にある程度の大きさです。

もう一つ大事なのは、母体保護法14条による人工妊娠中絶が許される場合は、限られており、生まれてくる子供に障害の可能性が予想される場合は、想定されていないのです。

法なんて改正すれば、どうにでもなるのであり、法に従えと言ってどうかなる事柄ではない。私の言いたいのは、倫理観や宗教観です。倫理や宗教は人により異なり、他人から強制されることではない。障害のある子をもっておられる人も、出生前診断の結果人工妊娠中絶を選ばれた人も悩んでおられるのが実情と思います。

少し前だと、母体外において生命を保持できない時期ももっと後だった。出生前診断もなかった。そのような頃の倫理観・宗教観を今でも変えずに持ち続けて良いのかということもあります。そして、出生前診断も更に発達します。例えば、超音波エコー診断だって機器が進歩すれば、使って得られる結果もより多くなります。発展することは良いことだと単純に考えられない面があります。実は倫理観・宗教観というのは非常に大事だと思います。医療以外についても、同じように思います。

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