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2015年9月13日 (日)

NHK日曜討論での考えさせられる発言

本日(9月13日)のNHK日曜討論「どうなる採決 改めて問う 安保法案」での話である。

この中で、岡本行夫氏が「現行法においては、PKOで出動した自衛隊は、オーストラリア軍隊等外国軍隊による護衛に依存せざるを得なく、今回の安保法案の制定が必要である。」との趣旨の発言をしていた。

7月12日のブログでも書いたが、内閣府のこの説明は、2001年改正で自己の管理の下に入った者の生命又は身体の防衛のために武器を使用できることとなったと説明している。はたして現在の24条の条文では不十分なのであろうか?今回の改正案において24条の変更も含まれているが、この条を25条に変更し、「防衛する」を「防護する」とし、次の第7項を追加したことがほぼ全てである。

7 ・・派遣先国において国際平和協力業務に従事する自衛官は、・・当該国際平和協力業務に係る国際連合平和維持活動・・に従事する外国の軍隊の部隊の要員が共に宿営するものに対する攻撃があったときは、当該宿営地に所在する者の生命又は身体を防護するための措置をとる当該要員と共同して、第三項の規定による武器の使用をすることができる。・・・

7項の追加は、PKO活動のために同じ宿営地で活動する外国軍隊に攻撃があった場合、PKO派遣自衛隊が第三項の規定(生命又は身体を防衛するためやむを得ない必要があると認める相当の理由がある場合)による武器の使用を可能としている。

結局、私としては、岡本氏の発言は、現行法では自衛隊が武器使用できず、外国軍隊に依存せざるを得ないと言っているように受け取った。改正案にある同じ宿営地とは、「囲障が設置されることにより他と区別されるものをいう。」としており、私も、この改正に反対ではない。しかし、あたかも現行法では何もできず、PKO法のみならず安全保障関連法案に含まれている10の法律改正と新法の制定が必要とする主張は、強弁でありすぎると考える。

岡本氏は大学卒業後外務省に入省された。従い、私が上に書いたことなどすべてご承知のはずである。それにも拘わらず、事実を曲げたような発言をされる。人は、利害関係のバランスにより、発言内容は左右され、変化すると思ってしまった。

9月13日のNHK日曜討論では、元内閣官房副長官の栁澤協二氏から、一瞬ドキッとする発言があった。「人間は、本来他人を殺そうとはしない。戦闘地域に武器を持たせて送り込もうとすることとは、敵を銃撃することを日常的に訓練を継続することである。さもないと、敵に先に撃たれて死んでしまう。」

栁澤氏のこの発言は真実と考える。大東亜戦争で日本軍が新兵に行った訓練とは何であったのかを考えるとよく分かる。日本は、どうあるべきか、自衛隊はどうあるべきかについても、根本的な部分からきちんと考える必要があると思う。

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コメント

つまり戦闘地域に武器も持たせずに行かせて死んでこいってことですね!
つか、この討論聞いた時僕は恥ずかしいと思いましたわ。
PKO活動で戦闘地域に行って、銃を持てないから他国の軍隊に守ってもらうしかなかった自衛隊。他国の軍隊は現地の人を守るために来たのに日本の自衛隊が自分の身を満足に守れないから自衛隊を守ってやるしかなかったって聞いて、すごい恥ずかしかったです。
戦闘地域に丸腰で自衛隊を送り込んだり、他国に守ってもらって一発も撃たなかったって自慢して、日本人に恥の文化はないんでしょうか?

投稿: 名無しさん | 2015年9月14日 (月) 11時01分

名無しさん

「内閣府のこの説明」の部分をクリック下さい。

「武器の使用による防衛対象の拡大」と書いてあります。自衛隊が自分を守るために、武器を使用することは、今でも法的に許される。自分や仲間たちのために、人を殺しても、殺人罪に問われることはありません。他国の軍隊に依存しても構わないが、PKO活動中は自らの武器を、生命又は身体の防衛のためであれば、使用できます。

投稿: ある経営コンサルタント | 2015年9月14日 (月) 11時24分

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