仏原発テロの可能性
パリでのテロは、今後どのようなことになるのか、鎮圧することは容易ではない。しかし、ISISのテロが広がっていけば、世界は恐怖に陥る可能性さえあると思う。再び、東洋経済ONLINEの記事ですが、次があった。
東洋経済ONLIN 11月18日 フランスは原発テロの悪夢にうなされている
フランス原発の中には全2階建てのエアバスA380が墜落しても耐えられるように設計されていると聞いたことがある。それでも、迫撃砲やロケット砲に耐えられるのだろうか?当然テロリストが攻撃を仕掛けたとする。その場合、緊急炉心停止(SCRAM)が可能であったとしても、その後の崩壊熱の冷却は大変であることを福島第一原発事故は教えてくれた。おそらくフランスの原発は巨大な冷却塔を使った冷却方式と思うが、冷却塔は迫撃砲やロケット砲で簡単に崩壊すると思う。しかも、迫撃砲やロケット砲の攻撃があったなら、原子炉建屋や圧力容器も損傷を受けている可能性がある。放射性物質飛散の危険性はあると思う。
ISISテロの恐ろしさは、自爆テロである。それ故に、ラッカやモスルを空爆あるいは地上軍で攻撃しても、生き延びたISISメンバーは自爆テロを繰り返す。自爆テロが目的化すると、自爆テロの実施者は仲間からは神様に近いとあがめられる。ISISテロの撲滅は容易ではなく、最終的には武力ではない平和の樹立と考えるが、相当先の話のような気がする。
さて、フランスの原発であるが、IEA統計データによれば、2014年の原子力発電の発電量は77.1%を占める415,579GWhであった。参考のためにIEA統計から作成した2014年の電源別発電量のグラフを掲げます。フランスって原発が多いのです。
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