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2016年5月28日 (土)

オバマ米大統領の広島演説

オバマ米大統領の広島演説を読んで、有能な政治家だと思った。誰をも攻撃することなく、核兵器のない世界や戦争のない世界、そして平和の追求を訴えた。私が読んだオバマ米大統領の演説文は次の日経の日本語訳とNY Timesの掲載文です。

日経 5月27日 オバマ大統領 演説訳文

NY Times Transcript of President Obama's speech in Hiroshima

英語を味わって読むのも良いかと思います。英語ではWeが多く使われており、このWeは誰を指すのか、全世界の人なのかと考えたりします。日本語で読んで、この部分は、英語ではどのように表現したのかと英語を読んでみる楽しみ方もあります。

私は、日経の「偉大な宗教は、慈しみや愛を説いているが、それが決して人を殺す理由になってはいけない。」の部分は英語で、どうなっているのだろうと思った。英語の”Every great religion promises a pathway to love and peace and righteousness, and yet no religion has been spared from believers who have claimed their faith as a license to kill.”を読んで、人殺しについて宗教が否定しているニュアンスがより大きいと感じた。

歴史から学ぶ必要があり、広島・長崎は学ぶべき大きな出来事です。但し、歴史は決して単純なものではなく、歴史を活かすには、多面的に分析することが重要である。私の5月11日のブログ米オバマ大統領の広島訪問決定にはrumichanさんから何度か興味ある歴史分析の書き込みを頂きました。

広島・長崎について、米国が謝罪すべきであるとの意見もある。しかし、一方では1945年8月6日より以前に戦争を終わらせるべきであったとも言えるのである。ヨーロッパにおける第2次対戦は1945年5月8日に終了した。5月9日の日本の新聞は、それを伝えていたのである。日本1国のみが戦争を更に3ヶ月続けた。この部分の何故については研究されるべきであると考える。

朝日新聞の1945年5月9日と5月10日の新聞を掲げておきます。

Asahi1945may9a

Asahi1945may10a

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コメント

https://www.youtube.com/watch?v=NQhVOTS0j7A

オバマ大統領の演説以前に、こう言う奴を何とかすべきだと思います.

投稿: rumichan | 2016年5月28日 (土) 16時31分

繆斌工作
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B9%86%E6%96%8C#.E7.B9.86.E6.96.8C.E5.B7.A5.E4.BD.9C

『外務大臣重光葵が猛反対する」』と書かれているが、私は、『アメリカには負けても、中国に負けたわけではない』と言った理由で、天皇が反対したのだと思う.
小磯内閣が行おうとしたこの講和が非常に重要であったのではないのか.この時、蒋介石政権と和平の糸口だけでも作っておけば、ドイツ降服と同時にアメリカと講和に取りかかれたはずである.

アメリカの親日派が、ポツダム宣言に国体護持の項目を入れるよう主張したが通らなかった.中国、東南アジアで8年間戦争を行い2300万人以上の犠牲者を出したのであるから、無条件降伏は当然であり国体護持などという虫の良い要求が通らないのも当然ではあるが.

けれども当時の蒋介石政権は、『このまま戦争が終わり、蒋介石と毛沢東の戦争になれば、蒋介石に勝ち目は無い』と、アメリカの諜報機関の報告がルーズベルトに届いていたほど、蒋介石軍は弱体化していて、蒋介石はすぐにでも日本との戦争を止めたかったので、繆斌工作を受け入れる用意があったはずである.
アメリカも然り、ドイツ降伏後ソ連がヨーロッパの各地で略奪を始めていたので、アメリカも一刻も早く日本との戦争を終わらせたかったのである.

カイロ会談でルーズベルトと蒋介石は、日本に対して無条件降伏まで徹底的に戦うという約束を交わしていた.先のウィキペディアに依れば、繆斌が戦後突然処刑されたのは、蒋介石がアメリカに内緒で日本との和平を進めようとしていたことを隠すためだったのではないかと書かれている.
ポツダム宣言は、チャーチル、蒋介石に対して電信で了承を求め、トルーマンが代筆でサインして発行された.もしアメリカが親日派の国体護持の要求をポツダム宣言に加えようとするならば、カイロ会談での約束の反故であり、当然今一度チャーチル、蒋介石と協議しなければならない条件であったと考えられる.

ヨーロッパでのソ連の略奪行為を受けて、アメリカはなんとしても日本に対するソ連の参戦を避けたかったため、一刻も早く日本との戦争を終わらせたかった.
チャーチルはポツダム会談中に行われた選挙で、経済不安が理由で負けて再選されなかった.チャーチルも一刻も早く日本との戦争を終わらせたかったはずである.
蒋介石も一刻も早く戦争を終わらせたかったのであり、関係国の思惑は一致していたのであるが、日本だけが国体護持にこだわって戦争を続けたと言える.

太平洋戦争の原因になったのは日中戦争であり、その意味で中国との戦争を終わらせることは、アメリカとの戦争を終わらせる契機になったはずであり、また中国との戦争はドイツに全く関係のない出来事なので、ドイツに遠慮することなく講和を進めることが出来たはずである.
表向きはカイロ会談の約束があって、どの国も国体護持の要求には応じられなかった.だからこそ、蒋介石との講和を進めていれば、『蒋介石が受け入れるならば』と言う形で、アメリカも国体護持の要求を受け入れる余地が出来たと考えられる.

アメリカが国体護持の条件を受け入れていれば、日本はすぐにポツダム宣言を受け入れて戦争を終わらせた、だから原爆投下したアメリカが悪い、と言う人が最近は多くなってきたようだけど、あまりにも虫の良い言い草にすぎないと思う.
太平洋戦争を終わらせたかったらアメリカより先に、中国との戦争を終わらせるべきであった.
アメリカにこだわり続けたのは、『暴支膺懲』、最後まで中国をバカにし続けた現れだと思う.

投稿: rumichan | 2016年6月 5日 (日) 00時32分

rumichan さん

書き込みをありがとうございます。興味深く読みました。

米国(トルーマン)が、何故原爆を投下したか?その理由は複数あると私は思っています。

最大の理由は、第2次大戦後の世界は米ソ2大国の闘争だと思っており、ソ連より優位に立ちたかったことだろうと思います。米国が日本に手間取ったら、ソ連はヨーロッパ戦争が終わったV-Dayから3月目に日本に攻め入ることは、米ソの約束事ですから。北海道、東北、朝鮮半島から九州なんて地域のみならず首都東京だってソ連軍が占領してしまうかも知れない。当時の日本軍の本土守備は南方方面しか考えていなかったでしょうから、ソ連軍が攻めてきたら、日本はあっという間にソ連の支配下に入り、朝鮮半島とともに東側諸国になっていたかも知れない。

切り札を切ったのでしょうね。V-Dayから3月目をねらったのかも知れませんが。開発に手間取り何とかV-Dayから3月に間に合ったというのが、実態だと思いますが。

投稿: ある経営コンサルタント | 2016年6月 5日 (日) 22時53分

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