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2016年9月 1日 (木)

グループホーム「楽ん楽ん」での死亡事故

台風の豪雨による被害としては、とても痛ましい事故でした。

日経 9月1日 岩手で依然1100人孤立 施設の9人溺死と判明

どこに原因があり、何を改善すべきなのか、今後の教訓とすべきことは多いと考えるが、とりあえずのわかっている範囲内でのことでの疑問等を書いてみます。

1) グループホーム「楽ん楽ん」は国道に面しており特殊な場所ではない

次のGoogleの地図を見ればわかるが、町役場から6km弱東方(下流)で、道の駅「いわいずみ」が更に約400m下流にある。そして、その道の駅のすぐ東には楽天イーグルス岩泉球場がある。但し、野球場が建設できるような地点であり、住宅として利用されていた地点ではなく、河川氾濫時に水没の危険性がある地点と思われる。

(注) Google地図では、「ふれんどりー岩泉」と表示されている場所がグループホーム「楽ん楽ん」の場所である。

人里離れた山奥での死亡ではない。入居者全員死亡ではない何か助け出す手段がなかったかと思う。また、グループホームの入居者は、認知症ではあるが、寝たきりの人とは限らず、元気な人もおられるのである。だからこそ、痛ましく思う。

2) 「楽ん楽ん」と「ふれんどりー岩泉」

双方とも社団医療法人緑川会が運営する施設である。従い、一体経営が可能であったし、すべきであった。河川氾濫時の対策が求められる地点に建設されたのであれば、その対策は是が非でも必要であった。通常であれば、鉄筋コンクリート3階建ての、「ふれんどりー岩泉」が同一敷地内に存在する訳で、河川氾濫時の対策も万全に近かったと考えられる。何故、「ふれんどりー岩泉」への移動が実施されなかったのだろう?

3) 情報伝達の混乱

NHKはこの8月31日18時02分の報道のように「男性2人、女性7人の合わせて9人の遺体を、台風10号の被害状況を調べていた警察官が見つけました。」と報道していた。果たして、この通りであったのかどうか知らないが、発見・通報が警察官であり、施設の人でなかったとするなら大変なことと思う。最も、通信手段が途絶えたために、調査に来た警察官に施設の人が伝えた可能性もある。

携帯電話やスマホによるE-MailやLINE等の通信手段まで使用不可能となったのか、停電してしまった可能性はあるが、通信手段がどこまで使用可能であったのか、今後の災害対策を考える上で重要である。

4) 今後のために是非調査を

上記に掲げた点については現状においてマスコミであまり取り上げられていないと思う。重要と思うので、是非調査をし発表してほしいと考える。

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コメント

東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201609/CK2016090302000122.html

投稿: rumichan | 2016年9月 3日 (土) 17時58分

rumichan さん

東京新聞の記事の紹介をありがとうございます。

グループホームの所長は大変だったと思います。しかし管理責任を果たしたかという点では、問題があると考えます。管理責任については、当然社団医療法人緑川会の理事長責任がはるかに重いと考えます。

そもそも水田を壊して施設を建設したのです。以前の航空写真を見ると国道の付近にのみ住宅は存在します。また地形においても、施設が建設されている地点は国道より5m以上標高が低く、洪水危険地点です。

洪水危険地点における建設でも許されると考えます。しかし、その際は、洪水・河川氾濫時の対策が構築され、実施される必要がある。私は、死亡した入居者家族が社団医療法人緑川会に損害賠償裁判を提起しても不思議ではないと思います。もし医療事故だったら、家族は損害賠償裁判を提起するように思います。

投稿: ある経営コンサルタント | 2016年9月 4日 (日) 16時56分

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