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2017年9月 5日 (火)

無電柱化の困難は当然である

東洋経済ONLINEに次の記事があったが、1年ほど前に無電柱化 耳障りは良いが実質はというブログを書いた身にすると、特別な取材をせずとも当然のことと思う。

東京経済ONLINE 9月4日 区道はわずか3%、東京「無電柱化」構想の虚実

しかし、私が1年前のブログで書いた建設コストは1kmあたり297百万円-223百万円あるいは450百万円であり、いずれにせよ、1kmあたり2億円程度の建設費は必要と書いた。これが、東洋経済の記事(3ページ目)には530百万円とある。

無電柱化とは、選挙対策のバラマキ政策の面が強いと思う。

無電柱化により美観が得られ、災害に強くなるかも知れない。しかし、そのための設備工事費用やメンテナンス費用が増加し、税か電気料金か、その双方での国民負担は増加するはず。

道路、橋梁、上水道、下水道、高速道路と言うような社会インフラの老朽化対策が、より切実な問題であるような気がする。

社会インフラは現在どこに問題があり、どの対策が緊急度が高く、必要性が高いのか、公正な調査報告が本当は一番求められて然るべきものである。コスト負担をするのは、政治家ではない。国民、市民である。国民、市民に正しい調査報告を届けるべく尽力する議員や首長を選出する必要性を強く感じる。

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コメント

だから今、その費用削減に必死でやっているんでしょう。
利権無くしたり技術革新で5000万くらいにはなるとの事。でもその為には今、無電柱化の風が必要。国民や企業の意識が高まる必要があるわけです。

既存インフラの更新はもちろん必要だけど、電線だらけの街は世界から災害対策がされていない都市として見なされています。都市としての価値があがらないと今後、人口ボーナスが見込めない日本としては致命傷です。目先の事ではなく少し先を見ないと。

投稿: しは | 2017年9月 6日 (水) 09時56分

しはサン

コメントをありがとうございます。

私も地中化に反対なのではなく、地中化の優先度の評価が必要との考えです。もし、近い将来にkmあたり5000万円くらいになるなら、その時まで待たずとも、その安くなる工法を検討すべきと考えます。

いずれにせよ、どのような案にも、利点と欠点があり、それらを評価することが重要と考えます。

投稿: ある経営コンサルタント | 2017年9月 6日 (水) 17時11分

1.満州事変の良し悪しは置いておくとして、事変後、日本は傀儡政権の満州国を建国し、新京の町を首都として、都市計画に基づいた街作りを行いました.新市街は広い道路で、電柱は地中化されていました.

2.敗戦後、焼け野原になった東京を、都市計画に基づいた復興を行おうとしたのですが、GHQに敗戦国の癖に生意気だと無視されて、失敗に終わりました.

もちろん電線地中化だけが都市計画の全てではありませんが、電線地中化の話は戦前からある話だと思われます.
1960年頃までは、鉄道の線路の脇に必ずと言ってよいほど、電話線の電柱が立っていました.その電線は、地中化ではありませんが、多芯ケーブルを線路脇の側溝に敷設するやり方に変わりました.

3.夕張炭鉱は、明治の開坑以来、ガス突出事故に悩まされて来ました.早い話、メタンガスで一杯なのです.2011年当時の数字ですが、当時の日本の消費量で、確か20年分ほどの埋蔵量があるという話がありました.けれども採掘には100本ほどの試掘が必要で、一本の井戸を掘るのに日本では一億円かかり、カナダなら一千万円程度だそうです.
何をするにも、日本は高いです.

4.広島を走っている5車体ムカデの路面電車、長さは30mです.新幹線の車両の長さは25mなので、確かに少し長いのですが、この路面電車は新幹線の電車より高価です.

ちなみに、都市部だけを見ると、長崎、広島共に路面電車の平均速度は10km程度しかありません.こんなので採算が取れるのかどうか?.

投稿: rumichan | 2017年9月 6日 (水) 21時28分

rumichan さん

コメントをありがとうございます。

本当に建設コストだけだったら、ケーブルの直埋設又はPVCパイプ内への埋設が一番簡単です。家庭への接続も地下となり、水道の引き込みのような形になるでしょうね。しかし、この場合、問題があるのは、変圧器の設置場所です。電柱を立てて、電柱の上に変圧器を置いたら、何のための地中化か分からなくなる。

従い、基本的にはマンションや商業ビルのような中高層建物で、建物内に変圧器を設置する場合。もう一つは、新興住宅団地で、初めから地下ケーブルや変圧器を考慮して設置して売り出せばよい。しかし、そのような住宅団地は少ないのが実態です。

2016年10月12日に埼玉県新座市で地下の高圧線が火災を起こして停電が発生した事がある。地下の送配電線でもメンテナンスは必要だし、事故が発生すると地上よりやっかいなことがある。

やはり総合的な評価が必要と考えます。

投稿: ある経営コンサルタント | 2017年9月 6日 (水) 22時53分

二十年後の東京 (1)
https://www.youtube.com/watch?v=NTH64cucRpg
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爆撃で焼け野原になって多くの人が犠牲になった結果を、都市計画の絶好のチャンスだと言いきるのはなんともはや・・・・・
けれども、お金より先に都市計画という目標を持って、復興を行おうとしたその発想は間違っていないはず.

投稿: rumichan | 2017年9月 8日 (金) 13時22分

架線の無い路面電車
https://www.youtube.com/watch?v=3-uarW5t2aA&t=152s
https://www.youtube.com/watch?v=3kB3zdXOask
これを見れば、非接触給電は、現時点では割りに合わない方法と判断され、同時に、将来コストが下がればいつでも実現できることが分ります.

架線のある路面電車
https://www.youtube.com/watch?v=kcoP-5qDlGc&t=214s
2:15当りで衝突しそうになる
https://www.youtube.com/watch?v=8V76E-akzCs
ゴムタイヤは、鉄車輪より高いけれど.....
それはそれとして、ゆりかもめのような日本のやり方は?????

で、まあ、高いと言えばきっとどれも高価なはず.けれども、お金のことしか考えなかったら何にも出来ない.
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広島のアストラム、山をぐるっと迂回した路線になっていて、その山を真っ直ぐに抜ける高速道路のトンネルが出来た途端に、お客はバスへ流れてしまった.
『架線のある路面電車』のベネチアを見れば、このやり方なら車と一緒に走ることが出来るので、高速道路のトンネルを車と一緒に走るようにすることが出来たはずである.

投稿: rumichan | 2017年9月10日 (日) 20時38分

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