日興コーディアルの連結決算修正
日興コーディアル・グループ(NCC)は、2月1日付けでこのプレスリリース:平成19年3月期半期報告書の提出および訂正内容の修正に関するお知らせを出して、平成年月期と平成年月期の更なる修正を行いました。プレスリーリースを読んでも非常に分かりつらい文章でありますが、要約すると次の表になります。
日興コーディアル・グループ連結財務諸表修正額(単位:百万円) | ||||
経常利益 | 純利益 | 純資産額 | ||
平成17年3月期の修正額 | 12月18日発表額 | △18,880 | △1,798 | △11,798 |
今回2月1日の2次修正額 | △23,680 | △9,988 | △17,151 | |
2次修正での増加額 | △4,800 | +1,810 |
△5,353 | |
平成18年3月期の修正額 | 12月18日発表額 | △1,058 | +339 | △11,496 |
今回2月1日の2次修正額 | △18,117 | △8,394 | △21,197 | |
2次修正での増加額 | △19,175 | △8,733 | △9,701 |
例えば、このNIKKEI NET 2007/02/01 23:34-日興、決算再び訂正・前期の経常益191億円減では、平成18年3月期の修正のみと思えますが、実際には上記のように平成17年3月期についても修正を発表しました。平成17年3月期の修正は買収目的会社連結等としています。
いずれにせよ、経常利益で2年間の修正額が418億円(05/03期が237億円、06/03期が181億円)というのは、すごい金額です。子会社を連結対象とするかしないかだけでの修正ですから、逆に言うと、子会社を連結対象から外して2年間で418億円の架空利益をNCCは計上していたとも言えます。ところで、今回の修正は全てNPIH/ベルシステム24(以下BS24とします)の関連のみか、他の案件も今回対象としたのか不明です。
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