« 信頼できる年金と政府歳出削減の両立 | トップページ | 価格下降にどう立ち向かうか »

2008年9月 7日 (日)

パキスタン大統領選挙終了

パキスタンの大統領に故ブット元首相の夫であったアシフ・アリ・ザルダリ共同総裁(53)が有効投票数の約7割を獲得し圧勝、当選したとのニュースがありました。

共同ニュース 9月7日 新大統領にザルダリ氏 ブット氏の夫、パキスタン

共同の記事のように「ザルダリ氏は当選後に演説し「独裁から民主主義を取り戻すという妻の夢を達成できた」と述べた。」のでしょうが、そう楽観的に考えられないと言うのが私の感想です。

次のロイターのザルダリ氏の大統領選勝利報道の最後の方ですが、"Mr. Ten Percent"という単語が現れます。

Reuter Sep 6 Bhutto's widower goes from prison to presidency

妻が首相であったときの公共事業において10%の賄賂を常に要求した男という意味です。勿論ザルダリ氏は否定しています。しかし、噂になっても不自然ではない状況だったとは言えます。パキスタンは、ロイターの文章を引用すると”大地主と貧民と欧米留学エリートとその他の人々”(the feudal class and the poor and the Westernized elite and the rest)の国と私も感じます。人口比率では、勿論貧民がほとんど。だから、イスラムの信仰に厚く、米国流儀には反発し、むしろイスラム原理主義にシンパシーを感じる人がいると思います。

もう一つ、パキスタン大統領選ザルダリ氏勝利に関連して、パキスタンからブログメッセージを発信しておられるパキスタン在住30年のオバハンのオバハンからの気まぐれブログが面白いです。

9月6日 ザルダリ大統領

9月3日 ブット元首相の夫、ザルダリが大統領…

|

« 信頼できる年金と政府歳出削減の両立 | トップページ | 価格下降にどう立ち向かうか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: パキスタン大統領選挙終了:

« 信頼できる年金と政府歳出削減の両立 | トップページ | 価格下降にどう立ち向かうか »