どうしようもない麻生政権
KYが最近は「漢字読めない」を意味するらしいことは、知っていましたが、次のニュースには驚きました。
読売 11月19日 「医師、社会常識欠落している人が多い」首相が問題発言
「麻生首相は19日午後、首相官邸で開かれた全国知事会議で、地方の医師確保策に関連し、「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、医師の確保は大変だ。もっとも社会常識が、かなり欠落している人が多い。とにかくものすごく価値観が違う。そういう方をどうするか、という話を真剣にやらないと……」と述べた。」とあります。
記事の下の方に、発言の要旨が書いてあるので、要旨の部分を続きを読むに入れておきます。
11月13日に書いた二階経産省の聞き逃せない発言のみかと思ったのですが、政治とは何をすべきかが全く解ってらっしゃらないのだなと感じます。「一部にはおられる。」位であれば、そうかもしれないと思いますが、この発言だと医療をつぶしてしまうなと思います。私の知っている限りでは、多くの医師の方は、懸命に努力をされ、使命感で頑張っておられます。しかし、やはり人間であり、限界は存在する。数字を使った分析をしての発言であれば、耳を傾けることができても、この発言ではどうしようもないですな。
首相が19日の全国知事会議で行った医師確保に関する発言の要旨は次の通り。
自分で病院を経営しているから言うわけではないが、医師の確保は大変だ。もっとも社会的常識が、かなり欠落している人が多いと思ったほうがいいなあ。うちは何百人と預かってますからよく分かりますよ。とにかく、ものすごく価値観が違う。それはそれで、そういう方をどうするか、という話を真剣にやらないと。
これは本当に大問題なんで、小児科、婦人科というところが猛烈に問題になっている。これは急患が多い。急患が多いところはみな人が引く。だったら、その分だけ点数を上げたらどうですかとかいろいろ言っていると、問題点がいっぱい指摘できた。
医師会もいろいろ、厚生(労働)省も、この指摘は5年前くらい、(自民党)政調会長の時したと思うが、必ずこういうことになりますよ、と申し上げて、そのまま、答えが出てこないままになっている。
医者の数を減らせ、多すぎると言ったのはどなたでした、と申し上げて、党としても結構激しく申し上げた記憶がある。ぜひ、そういった意味では、この問題については、臨床研修医制度の見直しなどについては改めて考え直さないといけないもんだ。
大学の医学部の定員も、過去最大限まで増やすという話もあるが、出てくる医者は今から先のことですから、目先のことをどうするのか、というところで、医師不足の声というのは真摯に受け止めないといけない、と思っている。
(2008年11月19日21時11分 読売新聞)
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