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2009年2月 9日 (月)

イラン情勢は動くのでしょうか

米副大統領、イランに対話を呼びかけとの記事が日経にありました。

日経 2月7日 米副大統領、イランに対話呼びかけ ミュンヘン安保会議

ロイターも次のように報道はしています。

Reuter Feb 7, 2009 Biden says U.S. willing to talk to Iran

このブログでも、2007年12月14日にイランの核兵器で、イランにおいて核兵器が完成していない可能性が高いという報告があることを書きました。

また、2008年10月18日の国連安保理事会の理事国就任に思うにおいて、日本が国連安全保障理事会の理事国就任の選出については、イランも立候補しており、2国の選挙であったことを書きました。その際に、米国大統領が民主党から選出された場合は、米国・イランの対話が始まること、そしてイランがIAEAの核査察を受け入れるとの予想を書きました。

2008年10月18日当時と今と異なっていることは、イスラエル情勢だと思います。イスラエルはガザを必要以上に攻撃した。イスラエルもパレスチナ人を殲滅できるとは思っていない。そんなことは、ホロコーストで自らが証明した。イスラエルの人々が恐れているのはハマスなのでしょうか?ミサイルを打ち込んでくるかも知れない。しかし、そんなミサイルよりもっと恐ろしいのは核弾頭付きのミサイルが打ち込まれた場合と思います。現時点でそんな可能性はなくとも、将来的には、イランからそんなミサイルが飛んできたらイスラエルは消滅する。国は消滅しないであろうが、人々の存在しない国など意味がないと思うのです。

勿論、イランが核兵器を保有していたとしても、そんな馬鹿なことを簡単にはしない。イランやアラブ諸国が、通常兵器による攻撃でも、イスラエルを攻撃することができるのはよっぽどの場合のはずです。しかし、一方で、世界中で核兵器による戦争が万一起こる場合、その可能性が高いのは、イスラエルとイランかも知れないという気がします。

では、イランがIAEAの核査察を受け入れるかと言えば、私は受け入れると思います。イランは孤立政策を採らないと思うからです。8千万人の国の発展を考えれば、国際社会に参加していくことですから。でも、イランが一つ要求を出すかも知れないことは、イスラエルのIAEA核査察と思います。

世界は動き出す可能性がある。多分、ヨーロッパ諸国(特に仏、独)の企業は、イランビジネスを狙ってスタート体制を整えているのではと思います。

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