台風18号とダム貯水
10月7日に八ッ場ダムなくても心配ありませんを書きましたので、台風18号が通り過ぎた後の、報告です。
台風18号は余り雨は強くなかったようですが、それでも利根川のダムには、ある程度の貯水がされたと言うべきか、ダムで流量を調節して河川水を受け止めています。次の表に、10月7日午前0時と10月8日夜23時のダムの貯水量の対比を書きました。
調節水量は34百万立方メートルでした。従い、八ッ場ダムの65百万立方メートルの洪水調節容量はやはり結構大きな数字です。本当に必要なのかな?政府の説明を、聞かねばなりません。
今年は、もうこれ以上大きな台風は来ないだろうと思うのですが。最近の例で、利根川のダムで洪水調節の幅が大きかったのが、丁度3年前の10月6日から9日にかけての豪雨でした。(参考)
その時の利根川のダムの貯水量を書いたのが次の表です。
3日間で70百万立方メートルを調整しました。この時で、10ダム合計70百万ですから、八ッ場ダムの65百万は、驚異的に大きな数字です。なお、五十里ダムが、5百万立方メートルのマイナスになっているのですが、変なことをしたのではなく、次のグラフを見れば分かります。特定の時間で比較しているから、マイナスになってしまったのです。
過去のデータにあたれば、あたるほど、八ッ場ダムの必要性に疑問が深まります。疑問を解く分析をした報告書の公開を望みます。
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