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2010年2月 3日 (水)

プリウスの欠陥

プリウスにも欠陥があるのでしょうか?

日経 2月3日 プリウスのブレーキ不具合、米で苦情100件 国内でも14件

これほど、大々的に報道されるとトヨタも沈黙はできないと思いますが、私がトヨタのWebを見た限りでは未だ会社として発表はなく、MSN産経 2月3日 トヨタ、プリウス苦情に「現時点でのコメント控える」という報道もあります。2月3日 時事ドットコム 「プリウス」ブレーキに苦情=日米で112件-国交省、トヨタに調査指示によれば、事故は昨年7月に千葉県松戸市の国道で起こったとあります。

1) 欠陥の内容

欠陥の可能性があるとすれば、電子制御関係だと思います。ハイブリッドは、ブレーキのエネルギーを電気として取りだし、電池に充電するようにしています。そのため、良好な燃料消費になっています。車のブレーキは、従来からのエンジンブレーキと機械的にブレーキパッドを押しつける方法が、確立された方法です。しかし、これでは、ブレーキのエネルギーを熱に変換するだけであり、電気に変換し充電して、再び動力に利用できるなら、併用でもエコ性能は高まります。

しかし、口や文章で述べるのと、実際にメカや電子・電気でやるのとは、わけが違い、運転者が意識せずとも、安全性を損なうことなく、最高のエコになるように電子制御が働くように設計されています。この電子制御関係のどこかに欠陥がある。もしくは、欠陥が入り込む可能性を持っているのではと思います。

2) インサイト

インサイトが抜き去っていくのでしょうか?ホンダとトヨタはF1を撤退したが、F1よりおもしろい興味あるレースです。トヨタは、インサイトを意識して、3代目プリウスを出した。価格も販売時期も完全に競争状態であった。開発に手抜きをしたかどうか、これから分かるかも知れないからおもしろい。ブレーキについても、電気回収を大きくすればするほど、エコにはなるが、制御が複雑になり、コストアップにもなる。どこで、手を打つかは、自動車メーカーの戦略である。

トヨタ欠陥問題とは、何なのだろうかと思います。トヨタの大規模リコール(米国で230万台、欧州?台)の発表がここにありますが、「アクセルペダル内部のフリクションレバー部」とは、何でしょうか?英語の発表では、”what is known as a friction device”となっています。アクセルを踏んだ時のバネの戻りを摩擦で調節して、運転にほどよい感覚にするための調整部品でしょうか?アクセルの戻りに関係する部品であれば、自動車の運転の安全性に極めて重要な部品です。

ここまで考えるとインサイトに周回遅れにさせられるのかなと思ってしまいました。あるいは、抜き去られる前に、何かあるのでしょうか?ちなみにプリウスは、現在注文しても6月以降の工場出荷と発表されています。(平成22年1月27日(水)以降のご注文分は平成22年6月中旬以降の工場出荷予定となります。

3) 今後

トヨタが今回のプリウス欠陥をどう生かせるかだと思います。もし、1)で書いたような電子制御関係の欠陥であるなら、EVにも共通します。うまく対処すれば、EVを含め、今後トヨタが有利に自動車メーカーとしてビジネスを展開できると思います。

エコの最先端を求めた結果であり、エコの最先端で未だ他のメーカーが経験していない分野において生じた問題であれば、その経験を生かして今後有利になれる可能性がある。

自動車メーカーレースも面白いと思います。

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コメント

秋月さま

始めて書き込みさせていただきます。

プリウス問題は「欠陥」と言うより、ハイブリッド車というこれまでの車とは全く違ったメカニズムで動くものに対するユーザーと売り手の理解がずれていたために大事になった気がします。

ユーザー:ハイブリッドなんだから、今までの車と違って高性能なんだ。
売り手;トヨタの技術の粋を結集して作ったのだから、問題が起こったとしてもユーザーが上手く使いこなせてないのだ(もちろん、こんなことは公の場では言わないしょうが)

あいかわらずマニュアル車に乗っている私はそう思います。変な操作をすればエンストしてしまいますが、「走る」「曲がる」「止る」の基本性能は備えています、

投稿: so-shiro | 2010年2月 6日 (土) 18時30分

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