プロ・スポーツが公益事業とは根本的におかしい
次のニュースに、大いなる違和感を感じました。
日経 2月23日 相撲協会の公益法人認定「難しいと言わざるを得ない」 官房長官
プロ・スポーツとは、観客から観戦料金を徴収して成立するビジネスであり、観客の支持を受けるべく、アマチュアとは異なった高度なレベルのスポーツの技により観客に興奮や満足を与える仕事です。AFCアジアカップのカタール2011における日本チームの活躍は感動を与えてくれました。
さて公益法人とは、公益財団法人もしくは公益社団法人のことであり、2006年5月に国会で成立した公益法人改革関連3法により、行政庁の認定を受けた公益目的事業を行う一般社団法人又は一般財団法人です。新制度への完全移行は、2013年12月なので、2013年11月までに公益法人の認定を受ける必要があります。
そこで、公益性の認定基準の一つとして、公益目的事業比率50%以上があります。ちなみに、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律第15条は次のように定めています。
(公益目的事業比率) |
プロスポーツのチケット販売収入・入場料収入は、どう考えても、収益事業だと思います。即ち、第15条において第2号の金額が50%以上あり、第1号は50%を下回るのが明らかだと思うのです。
Jリーグの2010年覇者名古屋グランパスは、株式会社名古屋グランパスエイトです。プロ野球日本シリーズ優勝の千葉ロッテマリーンズは、株式会社千葉ロッテマリーンズです。
私は、プロ・スポーツは、プロ・スポーツとして、お金を観客から頂いて成長していくのが本当の姿であると考えます。
| 固定リンク
コメント