鳩山前発言の辺野古方便発言
沖縄タイムスの記者によるインタビューでの発言であり、その沖縄タイムスの記事は次です。
沖縄タイムス 2月13日 鳩山氏「抑止力は方便」本紙インタビュー 辺野古回帰 理屈付け 普天間移設 戦略の欠如 陳謝
移設先を名護市辺野古と決めた理由に挙げた在沖海兵隊の抑止力について「辺野古に戻らざるを得ない苦しい中で理屈付けしなければならず、考えあぐねて『抑止力』という言葉を使った。方便と言われれば方便だった」と弁明し、抑止力論は「後付け」の説明だったことを明らかにした。 |
鳩山前首相のインタビューの一問一答として、次の47ニュースに掲載があります。
首相が、国民に説明するに当たり、方便を使って良いはずがない。ところで、考え方によれば、米軍から譲歩を得ることを含め、辺野古案に戻る以外に方法はないことを、単純化して、抑止力の観点から難しいと表現したとなる。
日本の首相には、言語明瞭・意味不明なる発言をする方が多く、政治や経営とは言葉であると思っている私からすれば、失格の方々に思えます。
例えば、現首相菅氏は、次のように述べています。(2009年9月9日 沖縄タイムス 移設中止明記「難しい」 民主・菅氏)なお、衆議院選は10日前の8月30日でした。
一方で、「鳩山代表はこれまで県外、国外と言っており、責任を持って交渉するだろう」とし、党の姿勢に変更がないことを強調した。 |
抑止力発言があったのは、鳩山氏が首相就任後初めて沖縄を訪問した時のことでした。沖縄タイムス 2010年5月4日 首相、県内移設表明 知事と会談「県民に負担を」
政治家とは、その場限りの、無責任発言を重ねる方々であると感じます。
一方、鳩山氏は無責任であり、発言に責任を持たない。しかし、正直な人であると言えるような気がします。多くの議員の中には、自らも勉強をし、他人の研究や検討も勉強し、人格的にも立派な人もおられる。そのような人を議員に選びたい。既存政党にいなくても、政党人ではなくとも、いなければ、我々からそのような人を議員として担ぎ出すことができる制度がよいと思う。今の小選挙区制度は、残念ながら、そのような要求を満たすことはできない。既存政党と大政党に有利で、政策や意見より、求めるものを捨てでも、政権につくための権力闘争が優先してしまう制度である。
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