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2011年3月13日 (日)

福島第一原子力発電所1号機で何かあったようですね

次のようなニュースがあり、福島第一原子力発電所1号機で、重大な事故が発生したようです。

朝日 3月12日 福島第一原発1号機爆発時、数十人被曝か

朝日 3月12日 原子炉建屋の爆発、露出した燃料棒が水蒸気と化学反応か

朝日 3月12日 「爆発音」に各国緊張 IAEA、即応態勢整える

国際原子力機関(IAEA)のWebを見ると次のような発表がありました。CETは、ヨーロッパ中央時間で、冬時間の間はCETに8時間を足すと日本時間になります。iodineとは、ヨウ素のことです。

IAEA update on Japan Earthquake 1340 CET 12 March 2011

東京電力の3月12日 午後9時現在のプレスリリースでは、「本日午後3時36分頃、直下型の大きな揺れが発生し、1号機付近で大きな音があり、白煙が発生しました。」とあり、何かがあったと判断すべきです。

では、何があったのだ、どの程度の重大な事故なのだとなると、今後の情報を待たざるを得ません。そもそも、人間が立ち入れない世界での出来事みたいな部分があるからです。現場に行って、見てくるわけにはいかないのです。何故なら、放射能を浴びるから。それ故に、原子力発電所は、計器で監視して、このようになっていると考えて操作をするシステムだからです。原子炉とは、放射能の塊みたいな物。だから、原子炉圧力容器は、徹底的に頑丈に作って、その上更に厚いコンクリートの建物に入れる。推定が事実となるには、放射線を浴びる危険性が低くなり、必要な確認が実施可能となった時です。原子力とは、これが宿命です。そのような課題を乗り越えていって使用可能となる設備だと思います。事故が起きて、安全性が高まる。

原子力発電所は、重油を使う。何故なら、非常用にディーゼル発電機があるからです。保安用の電力供給が目的なので、原子炉同様高い信頼性を確保する。ところが、今回機能していない。想定を超えた地震の揺れであったのか、あるいは津波が関係しているのか分かりませんが、そのようなことが関係して、この1号機の事故になっているのかも知れません。

直前のブログで、放射能漏れを書いたので、1号機のことも書くことにしました。

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