社説としては錬成足りないと思う朝日の自然エネルギー論
朝日新聞の次の社説は、錬成が足りず、不十分であると思いました。
文章の中に、「標準的な家庭で月150円から200円ほど負担が増えそうだ。電力を大量に使う企業にとっては、大きな負担になりかねない。」とある。果たして、幾らなのか、自分の説を発表するなら、自分なりの計算や見通し、経済的影響等も述べるべきである。単純に、経済産業省の試算でとすることは、無責任であると思う。経済産業省の試算が甘いとか、厳しすぎるとか、前提条件が不十分とか等の意見を述べることが可能なくらいに、自らも検証して、自説を述べるべきである。
自然エネルギーの利用推進・拡大については、多くの人が賛成しているはず。電力供給者による電力の高値での強制買取をするとして、その価格が問題である。高すぎれば、自然エネルギー側の人達が有利になり過ぎ、電気消費者には不利になり過ぎる。太陽光を初めとして、その利用技術は革新的に進んでいる。即ち、近い将来には、もしかして半額以下になるかも知れない。投資をどのように行うのかも考えねばならない。今は、設備に投資するよりも、技術革新に投資をすべきなのかもしれない。
バランスの取れた適正な価格が良いのであり、単純に国会での法案成立の後押しをするよりは、真の問題点を指摘したり、参考となる情報を提供するのが、報道機関の役割と考える。ちなみに、私は、技術革新への投資に重点を置くべきであり、市場原理のみで成立が困難な部分を後押しすることについては、その必要な程度とすべきと考える。そして、この夏の電力需給予測(その1)昨年度実績からで述べたように、スマートグリッドの推進による電力市場取引を推進すべきと考える。
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コメント
太陽光発電は、25度を超えると、発電能力がおちますから、ピーク時の補助としてはです。 個人の趣味的な部分ならですが、減価償却という部分から、エントロピーそれほどとも。 24時間電源をどうするか?。がすべての課題ですから、化石燃料に勝るものは今のところないでしょう。 水力の方がまだ余力はあるでしょう。自然流式がどこまでできるか?。自然破壊を甘受してダム式。
大規模な電源開発は、送電線開発も事業者にですから。 ここが大規模電源開発に二の足が出ることですね。 日本での自然エネルギー発電は、地熱と水力でしかと持っています。
投稿: omizo | 2011年6月23日 (木) 22時34分