知事が責任を持つとは?
日大付属練馬光が丘病院と余り変わらない話のように思ってしまった報道を発見しました。
四国新聞 8月17日 県民の安全に万全期す/浜田知事発言要旨
質問: もし、想定外の被害が起きたとき、だれが責任を取るのか。 知事答弁: 責任は私が取る。行政の長としての責任は、十分に自覚している。 |
「想定外の被害=原発の事故」と置き換えて読むと、知事答弁は強弁にしか聞こえない。そして、この質疑は、8月16日の新香川県立中央病院に関する地震・津波に対する安全性についての香川県議会文教厚生委員会でのことでした。
工事中の新香川県立中央病院は、6月11日から工事中断をしていたが、工事再開について文教厚生委員会でも異論が無く、10月に地震・津波対策を強化して工事再開となるようです。
しかし、「責任は私が取る。」と言うのは、言い過ぎであると思います。逆に言えば、地震・津波で被害があろうと知事が個人で賠償する責任はなく、道義的責任に止まる。 また、地震・津波対策と言って、幾らでも県費の支出が許されるわけはなく、その時点での最善を尽くし、最も合理的と思われる対処をすることである。重要なことは、情報公開と、住民の意思の尊重であると考える。
また、私は、「責任は私が取る。」と発言する人を信用・信頼しません。ビジネスでも同じです。「では、どんな責任を取るのですか?」と問いたくなる。刑事責任がないにも拘わらず、刑事罰を問題にしてはならず、損害賠償責任が成立しない場合に、金銭・財産による支払を強制できない。
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