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2011年9月 6日 (火)

小宮山洋子厚生労働相の増税発言

8月30日に野田首相には、ズバリ増税への取組を望むと書いたが、増税方向への発言が、厚生労働大臣からあることを、余り期待していなかった。

一般的には、次の発言でしょうが、

日経 9月5日 小宮山厚労相「たばこ1箱700円に」 増税を主張

私には、そんな少額のことではなく、次の発言です。

日経 9月5日 診療報酬、来年度も増額検討 小宮山厚労相

是非、全力で取り組んで欲しいのです。簡単ではないからです。小泉政権は、その国民的人気から、三方一両損とか言って、診療報酬減額と保険料増額に取り組んだ。しかし、長期的に続くものではない。

診療報酬を増額するとして、その財源の政府負担の捻出は財務省とするのは、無責任であると思う。厚生労働省から増税を要求して良いと思う。厚生労働省が、財務省が予算を認めないとして、よい子・ブリッコするのは、よくないと思う。誰かではないが、厚生労働大臣も泥にまみれて苦労しなければならないと思う。

新薬等の開発もあり、医療費は今後益々増加すると思う。高額医療費の負担をどうするか。外来1回100円値上げして、高額医療費の負担にあてるというのは、持続可能なのかと思う。いっそのこと、混合診療を認め、特定の高額医療については保険対象外とすることも模索せざるを得ないのではと思う。税社会保険統一番号は推進せざるを得ないはず。反対論者を説得する主体は、財務省ではなく、厚生労働省ではないかとさえ思う。

なお、国民の支持を得るためには、情報開示が必要である。誤魔化してはならない。隠してはならない。情報開示をし、国民の支持を受けつつ、持続可能な制度を確立することに取り組んで欲しい。

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