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2011年12月24日 (土)

医療ガバナンス学会のWebの興味ある記事

医療ガバナンス学会のWebに興味ある記事があったので紹介します。

1) 日大板橋病院問題

このブログで、9月に3本の記事を書き、その後やはり気になっていたが、日大光が丘病院の存続を求める区民の会の方が、投稿された記事が掲載されていました。多分、そうだろうなと思いました。そして、やはり感じたことは、区長・政治家の無責任さです。

医療ガバナンス学会のWebに投稿された記事は、ここ(その1)ここ(その2)です。

私が9月に書いた記事は、9月2日9月6日9月9日の3つです。

2) ホールボデイカウンター

このホールボディーカウンターとの戦いという記事で、この原町中央産婦人科医院高橋亨平の記事の転載。 子ども達の放射線被爆問題に、こんなに熱心に取り組んでおられるのを読むと最高の敬意を払いたいと思います。政府や政治家の何もしない、バカさ加減に腹が立ってくるが、このような人がいるから、希望はあるのだと思います。

11月18日の食品中の放射能で、坪倉正治先生の報告に触れて、ホールボディカウンターでの検査では子供の被曝は微量で、内部被曝量の減少も子供の方が早い傾向にあると書きました。高橋亨平先生も「検査した子供達の約半数が陽性に出たが、全く心配の無い微量なものであった。」と書いておられます。長期間の追跡調査も必要で、これで結論とはできないでしょうが、少なくともそれほど心配する状態ではないと思います。心配しすぎて鬱になると、その悪影響の方が大きいはずです。

3) イレッサ

イレッサ訴訟に関して、私も、何度か過去に書きましたが、日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科勝俣範之教授の記事には、全く同感です。

薬には、必ず副作用を初めリスクがある。しかし、リスクより効果の方が高いと予想されるから、その薬を使うのである。継続してモニターすることにより、リスクと効果を常に判断しつつ治療をするのである。本質に迫らずに、騒ぐことに違和感を感じます。

4) 南相馬市の大変さ

2)の高橋亨平先生がこんなことを書いておられ、別の方はこんなことを書いておられる。放射線から逃れるために、避難された方もおられる。しかし、避難せずに地元に残って頑張っておられる人達に支援は行き届いているだろうか?むしろ、捨て去られている状態になっていることを伝えておられる。

高橋亨平先生の原町中央産婦人科医院のホームページには、震災後も多くの新しい命が生まれていることが掲載されている。多くの人が、生活を営んでおられるのである。そのためのインフラの維持は、重要である。しかし、政府は何をしているのかとの気持ちにさせられる。そんな状態で頑張っておられることを、ブログに書くしかできないことを歯がゆく思いつつ、このエントリーを閉じます。

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