先端分野には、力を入れるべき
次のMSN産経の中村祐輔教授のインタビュー記事を読んで思うのである。日本は、三流国を目指しているのかと。
MSN産経 1月16日 医療イノベーション推進室長から米大移籍へ 東大・中村教授に聞く
中村祐輔教授は、日本の未来を見据えた医療システムの先端技術産業の開発を目指し、内閣官房の医療イノベーション推進室長となり、推進すべく、政府に政策を提案したが、耳を傾けてもらえなかった。結局は医療の現在・将来を憂う危機意識が共有してもらえず、中村教授は辞任し、今春米シカゴ大に移籍することを決定した。残念と言うより、日本の現状の情けなさを憂う。研究開発に投資をしない国は、衰退していく。日本に、本当に金がないわけではなく、必要な投資や研究開発は、資金を何とか工面してでも実施すべきである。B型肝炎の賠償金1兆3千億円が工面できるなら、研究開発費など簡単と思うが。
なお、本問題の関連の次のMSN産経ニュースが、別Webにもある。
MSN産経 1月16日 医療イノベーション推進室長、辞任の背景 戦略欠如、無力さ痛感
MSN産経 1月16日 医療イノベーション推進室 新成長戦略、絵に描いた餅
話は変わるが、京都大学山中伸弥教授が研究しているiPS細胞というのがある。このiPS細胞の研究が花開くのは日本ではなく、米国になる可能性が高いのではとさえ私は思う。バイオについては、米国がずっと進んでいると聞く。日本には、産業は何があるかとさえ思う。再生可能エネルギーの分野も、太陽光を初めとして、日本には何もない気がする。ポスドクになると就職困難と言われる。どこか狂っていると思う。
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