民主党政治には理性がない
次のニュースを読んで、民主党とは、理性がない政治をする人達だと思う。
日経 1月25日 原発、原則40年廃炉 政府月内に閣議決定へ
原子力をわかっていない人達が、原子力のことを決めるのは、おかしい。40年で廃炉にするのが良いのかどうか、専門家の意見も聴取し、詳細に調査した報告書も読み、国民的な議論をした上で、決定すべきである。40年と単純に決めるより、例えば20年を経過すれば、5年ごとに調査報告書の提出を義務づけ、国民に公開し、専門的な委員会で意見を出して、しかるべき機関で運転継続かどうかを決めるという案でも良いと思う。40年の根拠は、多分当初の設計寿命であると思うが、設備の設計寿命ほど、怪しいものはない。しかも、40年以上経過した実績が多数ある設備なら、40年と結論が出せるかも知れない。当初の計画より短期間で使用を中止すべき設備もあれば、当初計画より長期に使用できる設備もある。設備を常に点検し、修理・保守計画を建て、破棄処分についても正しい判断をするのである。そのような点検や報告の義務づけが十分であり、合理的かを検討することも重要である。
原子炉に限らないであろうが、安全が最優先で、常時点検を実施し、安全確保に問題があれば、停止してでも安全を確保するのが、人類が機械や設備をつきあう最善な方法として学んだことである。そして、これらのことは、感覚ではなく、理性で積み重ねてきたものである。その結果として、40年というなら、賛成する。理性的説明と根拠がなくて、賛成はできない。稼働後40年近くになりつつある原発の実情や問題点が、報告されずに、40年と決めるのは暗黒政治である。
昨年、浜岡原発を地震の発生確率が高いとして停止命令を出した首相がいた。地震確率なんて、確定的に述べることが困難な確率であり、理由なく停止したと思っている。東海地震が来ると言われていた中で、阪神大震災と東日本大震災が起こった。東海地震はあると思う。しかし、その時期はわからないし、他の大きな地震が、その前にくる確率の方が大きいように思う。東海大地震が来るぞと叫んでいれば、予算がもらえた人達もいたと思う。
なお、ニュースの中に原子力安全庁とか原子力規制庁とかの名前があるが、政府の外に出さないと、意味がない。政府は、予算支援をするが、外部機関であり、口出しをしないことを貫かねばならない。政治が世の中を主導すると悪い方へ動く。大東亜戦争は、軍が主導したのだろうか?実は、政治が主導し、政治が軍も操った面があると思う。
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