LED電球は、良い物なのか?
経済産業省と環境省は、家電メーカーや家電量販店などに対して、白熱電球の製造・販売を自粛するよう要請したと13日にニュースがあった。
MSN産経ニュース 6月13日 節電…LED転換後押し 白熱電球の製造・販売、政府が自粛要請 パナソニック生産終了前倒し
このニュースがあった時、そこまで政府が個人の生活や企業の活動に関与すべきではないと思った。現実に我が家で、トイレは白熱球を使用している。10年以上交換したことがないし、使用時間は極めて短い。LEDを使用する意味はないと思う。それぞれの目的や使用に適した照明器具を使うのが良いはず。
一方、14日になると、LEDの商品表示(景品表示法)で問題があるとニュースがあった。今度は、消費者庁である。
MSN産経ニュース 6月14日 LED電球の光足りない! 景品表示で12社に再発防止命令
ということで、消費者庁の発表は、次の所にあり、リンク先の公表資料には12社の電球の詳細も書いてある。
消費者庁 景品表示法関連報道発表資料 平成24年 6月14日 一般照明用LEDランプ販売業者12社に対する景品表示法に基づく措置命令について
そうですよね~・・・ 購入して、60W相当とか書いてあっても分からない、また7Wの消費電力と書いてあっても、これも自分で調べることができない。現実に、私の場合は、4万時間の寿命と書いてあったLED電球を購入して取り付けたことがあった。しかし、1年ほどで点灯しなくなった。40,000時間の寿命だとすれば、1日8時間使用して、5,000日使えるのであり、13年以上持つはずと思っていた。その時は、中には不良品があり、偶然不良品を手にすることになったのだと思っていたが。
消費者庁の14日のNew Releaseには、コーナンのLED電球は60W相当が実は31W相当しかなく、とエディオンのLED電球に至っては60W相当が29W相当と半分以下であった。メーカーは、どう処分するのかな。せっかく作ったのだから、90%OFFとかで、不良品として販売して欲しいと思う。
今度は、寿命も怪しいと思う。照度(光束)は、試験設備で簡単に結果が得られる。しかし、寿命となると、40,000時間のテストが必要であり、5年間近く必要である。でも、消費者庁には、5年かけてもテストをして、結果を公表して欲しい。
LED電球は、どう評価すべきなのだろうか。正直分からない。そのうち、60W相当の電球が200円ぐらいで販売されるかも知れず、その頃を待つべきかも知れない。もしかしたら、200円LED電球は、中国製か、インド製、あるいはベトナム製だったりして。それも、日本メーカーの現地生産ではなく、それぞれの国のメーカーだったりして。
やはり、経済産業省や環境省は、おかしいと思う。本当は、企業が競争して、良い製品を開発し、社会に貢献するとともに、自社も利益を得る。そんな社会にすべきと思う。
| 固定リンク
コメント